最期の人助け ページ2
ある少女。基、島崎Aは、大通りを散歩していた。
このシーズン桜が満開になりとても綺麗だからだ。
散歩と言えど、お使いを頼まれた少女の手には納豆や牛乳など、食材の他にもノートや消しゴムなど、文房具も入った袋を持っていた。
『いい天気だ…
桜も綺麗…』
眼差しを斜め上にすると雲も少ない綺麗な青空と満開の桜がマッチしている。
視線を前に戻すと、小さな女の子が黒猫を追いかけ赤信号の横断歩道を走っていた。
奥からは大きなトラックが迫ってきている。
え!?今日8月15日!?
そんな事を思いながら島崎は走り出した。
お使いの荷物もほっぽり投げて。
よかった、今日卵買ってなくて。
猫は道路を超えたみたい。
微妙に冷静になった島崎は猫と手の届くその子を観て安心した。
そして、思いっきり少女を突き飛ばした。
よかった…これであの子は無事だ…
そう思った一瞬の出来事だった。
全身に強烈な痛みが島崎を襲った。
周りからは沢山の悲鳴が聞こえる。
周りの悲鳴を一瞬聞くと瞼が重くなっていく。
島崎は、目を閉じた。
島崎A。死す。
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夢女子S氏(プロフ) - あの島崎先生の子孫になれるとか裏山 (2021年12月12日 0時) (レス) @page11 id: 040462337c (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 図々しいことをすみません (2021年5月15日 23時) (レス) id: 399c3e6058 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 9ページ:苗字に拘る理由ー島崎藤村の小説は『破壊』ではなく『破戒』です。意味は確か漢字の通り『戒めを破る』、内容も同様。人間関係など他人が気安く介入して良い物ではない物を壊すのは内容的にそんなにズレていないと思いますが、漢字だけでも直して頂けたら... (2021年5月15日 23時) (レス) id: 399c3e6058 (このIDを非表示/違反報告)
しゅん(´・ω・`)(プロフ) - 麗魅さん» 面白かったと言われてとても嬉しいです。そして、間違いの回を教えて頂きありがとうございます!今直してきました。他にも誤字脱字があるかもしれませんが読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします! (2018年8月24日 20時) (レス) id: 9562ea191d (このIDを非表示/違反報告)
麗魅 - とても面白かったです!あと、太宰さんが俺と言っていた話は島崎の本心のところですよー! (2018年8月24日 18時) (レス) id: 1a7ee34aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅん(´・ω・`) | 作成日時:2018年4月22日 22時