破天荒ついんず！わん (ページ7)

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6話！ページ7

緑谷side

僕のノートを追って鳴海は窓から飛んだ
ごめん、僕のせいだ！僕には個性が無いから助けられない

『鳴海!!!!!!!!!!!』
そう言って怪凛ちゃんは躊躇無く窓から飛んだ

そして、ガシャンッと手摺を掴むと鳴海の手首を掴んだ

［あー、うん、ありがとー］
そう気だるそうに返事が返ってくる
『勝己!!出久!!手伝って！』

緑「う、うん！」
爆「チッ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『はぁ？そんな事で私の鳴海を危ない目に会わせワケ?!』
おぉ、怒ってらっしゃる…

あの後、私と怪凛は無事に引き上げられ

怪凛による事情聴取が始まったわけだが
イライラし過ぎて手を付いてる机が壊れそうなんだよ
それ、私のなのね
壊されたら困る

［あ、あー‥えーと、もういーんじゃない?ほら、二人に助けられたんだし‥
生きてるし‥?］

『はあ‥優しすぎだよー！！
仕様がない！今日は許したげる！ほら、帰ろ？』

［うん、あ、ワンチャンダイブ阻止したのは根に持ってるから、よろしく］

根に持つとこ違うって？
知ってる←

緑「鳴海、ごめん、僕、助けられなくて…」
そう言って、出久は泣きそうに成りながら頭を下げた

［やだな、助けなくていーんだよ←

……私さ、ヒーローになるのに個性があっても無くても良いと思うんだ］

緑「え？どうしたの？」

［ヒーローに成るのに大事なのはきっと、思いだから

だから、その、一緒に行こう、雄英ヒーロー科
それで一緒にヒーローに成ろうよ］

緑「う‥‥ん、ありがとう」

神様どうか、頑張り屋さんな出久を恵んで下さい

彼をヒーローにしてください

私は生まれて初めて、神様に頼った