破天荒ついんず！わん (ページ30)

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28話！ページ30

登校日＿＿＿＿＿＿＿＿＿◆◇

現在 6:30...

［行ってきます］

まだ寝ているであろう、母さんと怪凛にばれないように、そぉーーとドアを開ける

「ふぁぁ...行ってらっしゃい、」

ビクッ
ギギギギ、と効果音と共に首を回すとそこには寝癖を手櫛で直す我が母がいた

［母さんかー良かった］

ｱｵﾘ「何が良いのよ、どーせまた父さんとこ行くんでしょ？これ、持ってって！差し入れのおにぎり」

［ん、りょかい

行ってきます］

ｱｵﾘ「応援してるから、行ってらっしゃい」

母さんらしくない言葉に一瞬だけ頬が緩んだ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿▲▽
［おはようございます。スイさん、父さん居ますか？］

「うん！居るよ！社長ー！鳴海ちゃん来てますよー！」

ここは、父さんの仕事場であり私の修行場所でもある、ウォーターシューターのヒーロー事務所。
そして、スイさんは父さんのサイドキックの一人だ

ﾘｭｳﾔ「お！鳴海！雄英、今日からじゃないのか？」

［ちょっと体動かしときたくて、後母さんから差し入れのおにぎりが］

ﾘｭｳﾔ「！皆ー！差し入れにおにぎりがきた！一旦休憩だー！」

｢｢了解です！！｣｣

程なくして、事務所の至るところから沢山の人が...

｢おはよう！鳴海ちゃん！｣
｢お！雄英かー！頑張れよ！｣｢雄英？！俺の友達二人勤めてますわ｣
｢雄英、制服可愛いよねー！私も着たいー！｣
｢ちょっと無理があると思うぞー｣((｢はぁっ？！！｣バチーンッ！

ここのサイドキックさん達は変わっているけど、面白くて優しい人ばっかりだ

なにより...

［あ、最後のおにぎり...］

「俺が貰ったぁぁああ！」「待てやオラァァァアア！！」ドゴーンッ！

「今のうちに！」「テメェもだコラァァァアア！」ドシャァァアア！

強い

最後のおにぎりをかけたケンカが始まった
面白そうなので私も参加する
勿論、皆全力では無い

でも、どんどん事務所がボロボロに成っていく訳で...

［そろそろ行きますね、行ってきます］

｢｢行ってらっしゃい!!!!｣｣

温かいこの事務所が

皆が

私は大好きだ