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15話！ ページ16
鳴海side
緑「何の話？？無理したの？」
出久が心配そうな顔をした
嫌だな、純粋に心配掛けたくない事も有るけどさ、
可哀想とか痛そうとか辛そうとかそうゆう哀れみは面倒臭い
私の体験談を君に言ったとしてメリットが無い
返ってくるのは唯の同情心と要らぬ気遣いだけ
［出久には関係無い、放っておいて］
冷たく突き放すみたいな言い方になったけど
変に気を使って面倒臭い事になるのは嫌だ
私の個性、｀ライオン´の方はキャパが凄く少ない
だから、使ったらすぐに体に影響が来る
例えば、今日は声を使ったからちょいと過呼吸になったり
まぁ、そう、要するに使い勝手は良いが迂闊に使えないって事
そしてそれは、家族と学校にしか知られて無い
いや、知らせてないの方が正しいか
だって、変に気を使われたら面倒臭いし、ムカツクからね
緑「そう…だね」
出久は、今日は様子が変だ
このまま一緒に居たら駄目な気がするし
やな予感がする
［ごめん、先に帰る］
そう言って逃げるようにその場を後にした
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作者名：セイラ | 作成日時：2018年2月8日 14時
