44話 ページ26
優菜「おちゅいちさん………」
結衣「……優奈！？起きてたの……」
弟「んで葵は………大丈夫じゃないよね……」
結衣「…………うん……」
葵「……………(ﾎﾞｯｰ｣
優菜「んーお腹ちゅいた」
弟「食べるー？」
おつ「ただいま……これまた一時帰宅だよ………って葵ちゃん!？どうしたの？顔色悪いし………それに兄者と勇也君は？｣
葵「兄者………勇也…………｣
おつ「えっ………どうしたの本当に………誰が説明して………｣
弟「………言いずらい……んだけどさ……兄者と勇也が車に轢かれて……それで兄者が庇ったらしいんだけど二人とも助かるかどうかわからなくて……………」
おつ「本気で言ってるの？……葵ちゃん……大丈夫二人とも助かるよ……ねぇ弟者君？………だって兄者は……俺に……俺の誕生日会開こうって………メールしてくれてたんだから……あの兄者が………約束を破るはずないもんね……ﾎﾟﾛｯ……あれ……おかしいな………涙が……(泣き笑い｣
葵「おつ……いちさん……｣
弟「おついちさん…………」
優菜「おちゅいちさん…だいじょぶ……？ないてるよ？」
結衣「……おついち………さん」
おつ「ｺﾞｼｺﾞｼｯ………大丈夫だよ？……優菜ちゃん……｣
ﾌﾟﾙﾙﾙ
葵「!？……もしもし!!!………はい………分かりました……すぐに行きます｣
おつ「病院から？｣
葵「うん……勇也の意識が戻ったって！勇也が私に会いたいって泣いてるから来てほしいって!!!｣
おつ「すぐ行ってあげな？弟者君頼んでいいかな？優菜ちゃんはおついちさんとご飯食べようね？お腹すいてるでしょ？｣
優菜「うん！」
結衣「おついちさん！任せたよ！！泣かせたら承知しないからね！！弟者行くよ！」
弟「はいはい！」
おつ「分かってるよ………｣
――――――――――
――――――
【病院】
葵「勇也!｣
勇也「ママぁぁぁ!!!｣
葵「良かった………勇也大丈夫？｣
勇也「まだ、あちゃまいちゃいけどだいじょぶ!!!｣
先生「勇也君頑張ったね………それで兄者さんなのですが………｣
結衣「………ｸﾞｽｯ……よかった……でも兄者………」
弟「……………」
優菜「ゆうやくん！だいじょぶ………だいじょぶ！」
勇也「優菜ちゃん!またあちょぼうね!｣
葵「兄者は……………？｣
先生「…とても言いずらいのですが…もう……｣
葵「兄者……ｸﾞｽｯ｣
勇也「パパ……？ママ…パパは？｣
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