葵＆弟者の部屋 ページ24
弟「葵………(ベッドに下ろす」
葵「ありがとう………｣ｶﾞｸｶﾞｸ
弟「……………(ｷﾞｭｯ」
葵「!？………弟者…君……ｸﾞｽｯ………ｸﾞｽｯ｣
弟「…………………………」
葵「兄者が死んじゃったら………勇也が死んじゃったら………ｸﾞｽｯ………どうしよう………ﾋｯｸ………｣
弟「………………考えが下にいってるよ…………死んじゃったらとかそんなの考えちゃダメ………」
葵「……うん……ｸﾞｽｯ…………あ…れ？｣ﾌﾗｯ
弟「………おっと……危ない……大丈夫か？」
葵「兄………者………｣ｶｸﾝｯ
弟「…………あー……やばいなぁこれ……」
葵「…………｣
ﾌﾟﾙﾙﾙ
葵「……………私の電話………もしもし………｣
先生【勇也君が………】
葵「勇也がどうしたんですか!!｣
先生【助からないかもしれません………今最善の処置はしていますが………意識が………】
葵「いや………勇也………｣
先生【明日またご連絡いたします………】
ﾌﾞﾁｯ
葵「勇也………勇也………ｸﾞｽｯ………｣
弟「どうだった………勇也くんは……」
葵「勇也も………助からないかもって………ｸﾞｽｯ………もう………私………生きてるのも辛い………いっそうの事………死ねたら………ｸﾞｽｯ………ﾋｯｸ｣
弟「葵それだけはやめろ。結衣がいるだろ……悲しむぞ……………」
葵「じゃあ………私はどうしたら………弟者……私はどうしたらいいの………ｸﾞｽｯ………勇也と兄者が苦しんでるのに………私は………ﾋｯｸ………｣
弟「………………ただひたすら祈っておけばいい……助かるように…………だから葵は死んじゃダメだ……兄者と勇也が悲しむぞ？………」
葵「………弟者……君………｣ﾌﾗｯ…
弟「葵……今日は寝て？(支えながら)……ね？……お願い……」
葵「う………ん………ｽｳｽｳ………｣
弟「…………おやすみ………(ﾅﾃﾞ」
葵「兄者………行かないで………ｸﾞｽｯ(寝言｣
弟「………(ﾅﾃﾞ」
――――――――――
――――――
葵「………弟者君おはよ………(死んだ目｣
弟「おはよ………………(死んだ目」
結衣「葵!?」
弟「あー結衣…………うん…………って姉さんつけないの………？」
結衣「ごめんなさい……えっと二人とも大丈夫？」
弟「まぁ俺はね……葵が…………(ﾅﾃﾞ」
葵「大丈夫大丈夫………ほら二人とも優菜ちゃんと朝ごはん食べに下に行きな？私は大丈夫だから………(死んだ目｣
結衣「絶対大丈夫じゃない…」
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