42話 ページ22
優菜「あにじゃ……ゆうやだいじょぶ？たすかる？」
ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ………
結衣「……………………」
弟「結衣！顔が……青ざめてる………」
結衣「大丈夫……私は」
先生「兄者さんの助かる確率は０に近いです………｣
葵「……………いや………いや!!兄者!先生、兄者を助けて！いや！死ぬなんて!いやぁぁぁ……!!!(泣｣
先生「落ち着いてください！｣
車の運転手(男)「うるせぇな………子供はよ助かったんだから良いだろ｣
葵「は……？あんたが信号無視で突っ込んできたんでしょ………そのせいで………(死んだ目｣
運転手(男)「いやぁたまたま彼女からメール来ちゃってさ………赤信号気づかなかったんだよね……｣
葵「……許さない………許さねぇ………｣
弟「…………………許さねぇぞお前…………そんな呑気な事言ってると首締めるぞ……？(目が赤い＆キレてる」
結衣「死ぬまで呪ってやる！！！この野郎！！」
警察「こっちに来い……署まで連行する｣
運転手(男)「めんどくせぇ………｣
葵「兄者はあんなやつに………勇也も………｣
勇也「ママ……なか……ないで……パ……パは……ママの………笑ってる……かお……が………すき…なんだって……だから……笑って………ママ………ﾊｧﾊｧ｣
先生「勇也君!………しっかり!!｣
葵「勇也………兄者………私はどうしたら……｣
結衣「…………………」
弟「葵ちゃん…いいや……葵……………」
結衣「葵………姉……………兄者！勇也……どうか………どうか…………ｸﾞｽｯ………ｳｯ………うあ………」
弟「結衣……………(涙を拭う＆抱きしめる」
結衣「…………ｸﾞｽｯ……弟………者」
葵「分からないよ………なんで兄者と勇也が？………私が………私が………こうなれば良かったのに………私が……ｸﾞｽｯ………ﾋｯｸ｣
弟「葵……自分を責めちゃダメ……(抱きしめる」
結衣「もう……弟者………優し過ぎない………？1番背負ってるの弟者じゃないの？ねぇ……」
弟「ううん。背負ってなんかない。」
嘘だ。……背負いすぎなのよ……弟者…は。
私たちを頼ってくれたっていいのに……
弟「葵と結衣に背負わせるには荷が重いんだ……だから俺に背負わせてくれ………お願いだ二人とも」
結衣「でも……………ッ……」
葵「ありがとう弟者君………ｸﾞｽｯ………でも………一人で背負わないで……貴方には結衣や優菜ちゃんが居るの………私は大丈夫………｣
弟「………あぁ」
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