39話 ページ19
弟「大丈夫ｗちょっと考え事してただけだよ」
結衣「考え事？そっか……」
弟「……………」
何を考えてるのかさっぱりわからない。
兄「弟者？………なんかあったら、結衣や葵に言えねぇことなら俺に言えよ？………無理には聞かねぇけど………(弟者の頭乱暴に撫でる)｣
弟「ありがとう兄者…」
結衣「…………？っていいな私も撫でられたいな」
何か隠し事……？ってそんなわけない……か。
弟「？別にいつでも撫でてあげるけど…(ﾅﾃﾞ」
結衣「もうちょっと強く撫でてよ……なんかおかしいよ弟者」
弟「……………(乱暴に撫でる」
結衣「ありがと」
優菜「おとじゃしゃん…だいじょぶ？」
弟「心配しないで！俺は大丈夫だから」
なーんか無理してる。
葵「……結衣？弟者君なんか無理してない？私の勘違いかな？｣
勇也「ママ？｣
葵「勇也………優菜ちゃんと遊んでなさい？｣
勇也「うん！優菜ちゃんあちょぼ？｣
優菜「いいよーあちょぼ」
結衣「多分姉さんの見間違いだよ弟者は大丈夫。」
弟「俺大丈夫だからそんなに心配しないで葵ちゃん」
嘘。ぜーんぶ嘘。なんでそんなに嘘つくの？
結衣「ねぇ弟者……本当は──」
弟「大丈夫だよ？でも少し疲れてるみたいだから俺ちょっと寝てくるね…」
なんなの。何が。何が？
葵「…………(見間違えてなんていないはず……弟者君は絶対嘘をついてる……きっと結衣にも私にも、兄者にも言えないこと隠してる……弟者君兄者と似てるところあるから………)｣
兄「………｣
結衣「………………私部屋に行ってくる。」
葵「うん………優菜ちゃん見てるから安心して？｣
兄「………俺も行く……｣
葵「ちょっと!？兄者？｣
兄「………心配なんだよ……俺の弟が………｣
葵「………｣
結衣「兄者行くよ…」
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結衣「何を隠してるの？“弟者“」
弟「…………………」
兄「弟者、答えてくれ。俺はお前が心配なんだ！」
弟「……………あの……さ」
やっと口を開いた。
結衣「うん」
兄「あぁ」
弟「結衣が病気になったらとか優菜が交通事故にあったりとかって色々考えちゃって。心配させてごめん」
結衣「………えそれだけ？」
弟「うんごめん」
兄「………心配したんだぞ！？弟よ……？！」
結衣「……なんだそれだけか……良かった………」
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