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FILE.31 家を失う ページ41

明美をマンションに連れて帰り、その日は泊まっていった。
何故か唯青年がこの世の終わりみたいな顔をしていたが…僕は知らない。

*******

「ええ……」
次の日アパートに帰ると、全焼していた。
…誰だよ、アパート燃やしたの。
家探さないといけないじゃん。
「ちょっといいか?」
軽く絶望していると、刑事さんが聞いてくる。
「……ええ、構いませんよ?」
そのあと刑事さんの部下からいろいろ聞かれた。
……っていうか他の住人に紛れて赤井がいる。
え、引っ越してきたの?変装までして?
「おい!悪いが四人をこっちに連れて来てくれ!」
先程の刑事さんから呼ばれた。
そっちの方に行くと、志保がいた。
……志保、コナン君の後ろに隠れてどうしたの?
「じゃあちょっと部下の質問に答えていてくれ…」
そう言ってコナン君たちの方へ行く刑事さん。
なんか日記の話をしている。

*******

「真壁さん…あなたがこのアパートに放火した、黄色い人ってわけさ!!」
僕は一年ぶりに志保を見たので、しばらく眺めていると、事件は解決したようだ。
志保ちゃん?あまり警戒しないで、悲しくなるから。
そのあと博士に会いたいという赤井…改め沖矢さんに少年たちが案内していた。
ちなみに僕は一足先に阿笠さんの家に来ている。
「久しぶりじゃのお、椎那君」
「お久しぶりです、阿笠さん」
そう言い、家の中に上がらせてもらう。
「今日は何か用事かの?」
「ええ、実は住んでいたアパートが全焼しまして…」
そう言うと阿笠さんは「そういえば昨日サイレンが聞こえたのぉ」と言う。
「ですから家が見つかるまでの間、住ませてくれませんか?」
「それは構わないんじゃが、あの子がのぉ」
「あの子?」と知らないフリをする。
「ああ…実は最近親戚の子供を預かっているんじゃ…」
そう言う阿笠さんに「そのことなら問題はいらない」と言って、半ば強引に住ませてもらうことにした。
「とりあえずいろいろ買い揃えないといけないので…」と言い、志保たちが来る前に逃げる。
面倒なことはゴメンだからね。
「ああ、それと私のことは言わないでください」
そう言い残し、僕はポアロに向かう。
時間を潰すためにね。
「いらっしゃいませ…って椎那さん!?お久しぶりです!」
そう言ってくる梓さんに「お久しぶりです」と答え、アイスコーヒーを頼む。
ああ、やっぱりここは居心地がいい。

そう思い、僕はアイスコーヒーを口に運ぶ。

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ラッキーキャラ

黒田兵衛


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香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香椎 | 作成日時:2018年5月18日 5時

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