劇場版【世紀末の魔術師】 ページ39
僕は今、大阪に観光に来ている。
本当は明美と行きたかったが、流石に無理なので絶賛一人旅である。
……悲しい。
意味もなくフラついていると、いつのまにか夜になっていた。
はあ…仕方ない、帰るか。
そう思った時、空から誰かが落ちて来た。
それをうまくキャッチする。
怪盗キッドか……
「親方！空から女の子が！」ならぬ「警部！空から怪盗が！」である。
「……起きろ〜」
いつまでたっても起きない怪盗キッド−−長いから快斗でいいや−−を起こす。
狸寝入りはバレてるよ？
「……ナイスキャッチ！」
そう言って去ろうとする快斗君を捕まえる。
「いって！！どんな力だよ！逃げない、逃げないから離して！」
嘘だな。
そう思い強く握ったまま、大阪にある自分の家に向かう。
＊＊＊＊＊＊＊
「警察に通報しないでくださいお願いします！」
逃げ切れないと悟ったのか、土下座で通報しないでと頼む快斗君。
僕の家はセキュリティ万全だから、中からでも逃げれない。
「はあ…元から通報なんてしないよ…とりあえず土下座をやめて」
本当ですか！？と言い顔を上げる快斗君。
嘘って言いたい。
「安心していいよ。君の事情はわかっているから。ね、快斗君？」
そう言うと快斗君は驚く。
「なんでオレの名前を！？」
「なに、君のお父さんと知り合いなだけさ」
さらに驚く快斗君。
「まあ、それは置いといて…君は行くところがあるんだろう？」
ハッ！とする快斗君。
「特別サービスだ。君を送ってあげよう」
どういうことだ？と聞いてくる快斗君を無視し、警視庁の近くに飛ばす。
飛ばすと言ってもテレポート的なアレだ。
快斗君を送った僕は、東京に帰ることにした。
…明美に会いたい。
ラッキーキャラ
黒田兵衛
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香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (
レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい！ (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香椎 | 作成日時：2018年5月18日 5時
