検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:57,437 hit

FILE.26 シェリー ページ35

***コナンside***

「ねえ、聞いた?聞いた?今日このクラスに転校生が入って来るんだって!!」
いつものように学校へ行くと、歩美ちゃんたちが話している。
「コナン君はどんな子だと思う?」
「さぁ…案外ガリ勉タイプのムッツリ君かもよ?」
「歩美、職員室でその子見なかったのか?」
「うん…名前なら聞いたけど」
ホント、転校生好きだなお前ら。
「ハイバラ?」
元太が歩美ちゃんに聞く。
「そうよ!灰色の灰に、原っぱの原!」
「変わった名前ですねー…」
「でもコナンよりはマシだよな!」
ほっとけ。
と、話しているうちに来たようだ。
ガラッ
そんな音と共に転校生が目に入る。
「「か、かわいーー♡」」
小学一年生にして男だな。
「今日からみんなと勉強する事になった、灰原哀さんです!みんな仲よくしてあげてね!」
そう言って席を探す小林先生。
元太が自分の隣が空いてると言うのを無視し、オレの隣に来る転校生。
「へ?」
「よろしく…」
「あ、ああ…」
「さあさあみんな!授業始めるわよ!」
そう言って授業を始める小林先生。
オレは転校生に妙な感覚を覚えながらも、授業を聞いた。

*******

放課後、転校生と一緒に、事件を捜査することになった。

その後なんやかんやあって事件を解決したのだが、そこは割愛。
そして今オレは転校生を家まで送っている。
ったく、やってらんねーぜ…
黒ずくめが人違いで拍子抜けしてんのに、ベソかいた女の子のお守りをしながら、家までお供なんてよ。
「じゃあな!後は一人で帰れるよな?」
そう言って帰ろうとする。
APTX(アポトキシン)4869…」
「え?」
「これ、なんだかわかる?」
不意に言われたその言葉。
「あなたが飲まされた薬の名称よ…」
「な、何いってんだよ?オレはそんな変な薬なんて…」
「あら、薬品名はまちがってないはずよ…」
目の前の少女、いや女は続ける。
「組織に命じられて私が作った薬だもの」
「そ、組織…?作った…?」
「ハハ…まさか…子供の君に何が…」
「あなたといっしょよ…私も飲んだのよ」
「細胞の自己破壊プログラムの偶発的な作用で、神経組織を除いた骨格・筋肉・内蔵・体毛…それらをすべての細胞を幼児期の頃まで後退化する…神秘的な毒薬をね」
「は、灰原…お前まさか…」
こいつ…!
「灰原じゃないわ…。シェリー…これが私のコードネームよ」
「どう…?驚いた?工藤新一君?」

その言葉にオレの心臓は鼓動を速くする。

FILE.27 虚偽少女→←FILE.25 脱走者


ラッキーキャラ

黒田兵衛


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , オリ主 , 人外
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:香椎 | 作成日時:2018年5月18日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。