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劇場版【時計じかけの摩天楼】 ページ26

明美が死んだことにされ、うまい具合に組織から抜けられたので、明美には静かに暮らして欲しいと思う、今日この頃。
でも最近物騒だと思う。
〈…一昨日、東洋火薬の火薬庫から、オクトーゲンを含む大量の爆薬が盗まれた事件で…〉
爆薬が盗まれたとか、セキリュティちゃんとしろよ。
〈次のニュースです。昨夜遅く、山手区葉井戸町の黒川さん宅から火が出て、付近の家数軒が類焼しました…〉
……あれだね。犯人同一人物だろ、これ。
まあいいけどね。明美には直接関係はないだろうし。
そう思い、僕は明美の元へ行く。

*******

追い出された。
玄関にも入れず、追い出された。
何故だ。確かにここ一週間続けて行っているけど、それが原因じゃない筈だ。
どうしよう……明美に追い出されたショックで死にそう……死ねないけど。
とりあえずこの怒りを発散すべく、僕は一人で映画を観に行った。
……寂しい。

*******

米花シティービルに行き、映画を観る。
映画を何回も観たあと、その辺をうろついていると、ゴミ箱の中に爆弾が捨ててあった。
…誰だよ、爆弾を燃えるゴミに入れたの。むしろ燃えすぎて危ないだろ。
仕方がないので、燃えないゴミの方に入れようとしたら、ふと、タイマーが目に入る。
時限爆弾か、手が込んでるな。
いや、そうじゃなくて、残り三分になってる。
某大佐が出てきたが、僕は知らない。
とりあえず他の階にもある爆弾を集めて、それら全てを宇宙へと蹴飛ばす。月に当たらないことを祈ろう。
そのあと、結局することもないので、もう一度だけ宮野玲になり明美に会いに行く。
マンションについて、オートロックを解除する。
部屋の前まで行き、扉を開ける。
暗い…なんか電気消してる。
居ない、なんてことはない。気配はする。
奇襲を仕掛けてくるつもりか、そう思った時、銃声がなる。
「「お兄ちゃん(椎那さん)誕生日おめでとう!」」
銃声ではなく、クラッカーだった。
「あれ?お兄ちゃん驚いてない?」
明美が心配そうに聞いてくる。大丈夫、ちゃんと驚いている。
「…いや、物凄く驚いているよ。僕の誕生日が今日だったことに……」
まさか僕に誕生日があったなんて。誕生年ならだいたいでわかるけど。
「ええー!?昔決めなかった?」
決めていない、しかし黙っておく。
「…明美、ありがとう。ついでに唯青年も」
ついでかよ!?という唯青年を放っておく。

ああ、忘れられない誕生日になりそうだ…

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香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香椎 | 作成日時:2018年5月18日 5時

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