検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:57,476 hit

FILE.14 エンジェル ページ21

NYに行ってから数ヶ月ほど経ち、組織から呼ばれた。
なんでもシェリーが新薬の開発に成功したとか。
僕はその毒薬をいくつか貰ったが、全部ベルモットに渡した。
僕はあの時以来ベルモットが怒っていると思ったが、むしろ逆だった。
幸せそうなベルモットにどうしたのか聞いてみた。
「ふふ、私にもエンジェルがいたのよ」
……どうやらあの時、蘭ちゃんと新一君に助けられてたみたいだ。
きっと何か言われたのだろう。
「良かったな…」と言い、僕はその場を立ち去った。

*******

「失礼ですが…もしかして椎那さんですか?」
公園のベンチに座り、鳩に餌をやっていると突然話かけられた。
誰だろうと思い、顔を上げる。
「おや、風見さんじゃないですか。お久しぶりです」
この人は風見裕也。警視庁公安部所属の、降谷君の部下だ。
「お久しぶりです。先日はどうもありがとうございます。おかげさまで助かりました」
実はNYから帰って来てすぐ、事件に巻き込まれた。
銀行にお金を下ろしに行ったら、銃を乱射し立て篭もろうとする男がいた。
それを止める為、たまたま居合わせた風見さんが動いたのだが、犯人が子供を人質にとり、動けなくなった。
そこで僕が犯人の脛を蹴り、子供を親の所へ。
犯人が腹を立ててこっちに銃を向けた瞬間、拳銃を蹴り飛ばし、気絶させた。
伸びた男を風見さんに渡して立ち去ろうとしたのだが、まぁ、あれだけやったので警察に来て欲しいと言われ渋々了承した。
事情聴取される中、風見さんの愚痴を少し聞いたら、なんか仲良くなった。
そんなこんなで今に至るのだが…
「いえいえ、あの時は運良く倒せただけですから。それより風見さん…目の下のクマ大丈夫ですか?」
風見さんの目の下には、おそらく化粧をしても消えないであろうクマがあった。
「それが…聞いてください椎那さん…」
そう言って愚痴りモードに入る風見さんに、コーヒーを渡して座るよう促す。
「すいません…。それでこの前も上司がですね……」
そこから淡々と愚痴を言う風見さんに、流石の僕も同情した。
また機会があれば愚痴を聞きますよと言い、家に帰った。

降谷君…部下の仕事を増やさないでやってくれ。

FILE.15 小さな名探偵→←FILE.13 通り魔


ラッキーキャラ

黒田兵衛


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , オリ主 , 人外
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:香椎 | 作成日時:2018年5月18日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。