ハイスペックお兄ちゃん（改）【名探偵コナン】

FILE.5 裏切り者の末路 ページ12

「スコッチがNOC？」
僕がいつものようにフラフラ歩いていると、電話が鳴った。相手はベルモットだ。
どうやらスコッチはNOCだったらしい。うん、知ってた。
「それを俺に伝えてどうする？」
『裏切り者を始末してきてくれないかしら？』
え〜、めんどくさい〜。……だが、
「…いいぜ、任せな」
それ以上に面白い！！
『じゃ、お願いね』
「死体はどうする？」
これは聞いとかないとね。
『任せるわ』
「OK」と言い電話を切る。
久しぶりに面白くなってきた！

＊＊＊＊＊＊＊

「命乞いをするわけではないが、俺を撃つ前に話を聞いてみる気はないか？」
今僕は物陰から様子を見ている。
おい赤井、拳銃取られてるじゃねぇか。
どうやら赤井は自分がFBIだと言い、逃がすつもりらしい。
が、そうはいかない。
上ってくる足音に気づいたスコッチは、胸の携帯ごと心臓を撃ち抜き自決する。
あーあ、早まったな、スコッチ。
やはり上ってきたのは降谷君だった。
「裏切りには制裁を持って答える……だったよな？」
赤井はさも、自分が殺したように言う。
そろそろ見てるだけでは飽きたので出て行く。
「悪いが死体は回収させて貰う」
突然の登場に驚いたのか、目を見開いている。
「じゃあな」
そう言い、僕は死体を肩に担ぎ、その場から立ち去る。
……降谷が睨んできたが、殺したのは僕じゃない。

「ああ、頼んだ」
あのあとマンションに帰り、ベルモットにスコッチの件を伝えた。
「さて、やるか」
今目の前にはスコッチの死体。
やることは一つ。

この好青年を生き返らせる！

FILE.6 理解不能→←FILE.4 ブラック企業

ラッキーキャラ

黒田兵衛

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す