シュガーパウダー2【Ryusei.O】 (ページ27)

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大吾「おん、」

どうして、
どうしてこんなに強いのかな。

寂しそうに揺れた瞳
でもそこに動揺はなくて。

大吾「わざわざ、おーきに。」

なぜか泣きそうだったのは私のほうで。

廉『関わらへんようにするとか、
ムダにきーつかうとか、

そんなんせんでいいし。』

必死にさっき聞いた言葉を思い出してた。
本当にこれでいいんだよね？って。

そっとしたままじゃなくて
よかったんだよね？

廉『ただ、これだけは言ったって。』

「流星くんと一緒にいれたら、私は幸せだから。」

大吾「そーか、」

私の目に映るのは彼の背中だけで
表情は見えない。

今だけは許してね

言い聞かせるように胸の中で言ったの。

鼻をすする彼の顔を見ないように、
後ろから回した腕

廉『アイツは人前で泣かへんヤツや。』

これで、
私は何か残せたかな。

いつもの恩返しができたかな。

ありがとう、
こんな私を好きになってくれて。