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駿佑side
「完敗。」
謙杜「はいはい。」
「やっぱ身長高いだけじゃあかんな。」
謙杜「そやなぁ、みっちー高すぎて壁やしな。」
「やかましいわ!」
関西のノリって
やっぱ関西のヤツとしか共有できひんくて、
謙杜「まぁ今回の教訓は
『壁はあかん』ってとこやな。」
「いやもう、しつこいわ!」
落ち込むとか
そんな暇ないくらいに
楽しい、ほんまに感謝やけど。
謙杜「俺の胸で泣いてもええんやで?」
「電話やしムリやん。」
相変わらずコイツは
ボケばっかりや。
謙杜「いやー、
相変わらずみっちーのツッコミはキレキレやな。」
「…反応に困るわ。」
A『ごめんね、
今は流星くんしか見えてなくて。』
どこかで分かってて、
どこかで望んでた答えやった。
きっとあの2人があんなに幸せそうに見えるのは
お互い想いあってるからで
謙杜「モテ男の人生初の失恋やな。」
「しかも人生初の恋やしな。」
やからこそ俺は
「なぁ、大西先輩って知ってる?1個上の。」
謙杜「ん?
あ、なんか可愛いって言われてる人やろ。」
「元気でやってはる?」
彼の過去を
そのままにしておくわけにはいかへん。
そう、思った。
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作者名:鈴花...♪*゚ | 作成日時:2018年8月14日 11時