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駿佑「先輩、」
「あっ、ごめんね。」
図書委員には自分から立候補した。
それは昔から
恋愛ものとかファンタジー小説が大好きで、
そんな世界を夢見てたから。
でも背の小さい私には
出来ない仕事も多くて。
駿佑「先輩はどう思うか分かりませんけど、」
突然始まった彼の話に
悪い予感がした。
あくまで勘、だったけど。
駿佑「大西先輩、のことです。」
逃げ出すことも出来た。
きっとこれから始まる話は
私にとっていいことでは無さそうで、
駿佑「俺の幼馴染の元カレ。」
耳を塞ぎたかった。
やっぱり彼を知っているのは私だけじゃなくて、
彼、流星くんの初めては
私じゃなくて。
駿佑「でも、聞きました。
初恋は鈴橋先輩だって。」
「え?」
駿佑「本人から、聞きました。」
そう言って道枝くんは笑った。
意味わからん、って。
駿佑「でも、俺は好きです。
A、先輩のこと。」
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作者名:鈴花...♪*゚ | 作成日時:2018年8月14日 11時