シュガーパウダー2【Ryusei.O】 (ページ15)

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駿佑side

「めっちゃいい人そうやったやん。」

彩里「さぁ？演技なんちゃう。」

あれでも女子からしたら演技に見えるんか、
まぁ都合がいいのはそうかもしれんけど。

「お前さ、あーゆーのがタイプなん？」

彩里「あー、可愛い系ね。
すごく好きってわけちゃうくて。」

たまーに男らしいとこあるねん。
そこに惚れちゃったっていうかさ。

「へぇ、」

幼馴染の言葉に半信半疑だった俺は
本当はどんな人か気になってた。

彩里「でもやっぱり可愛すぎたかも、」

なんだかんだコイツは
振られたことに納得してへんらしくて、

それからしばらくしても
先輩の愚痴を言ってきた。

彩里「クラスの人にさ、
香水つけ始めたこといじられててんけどー

うちの好きなシャンプーの匂いやってさぁ。」

「新しい彼女できはったん？」

彩里「さー？
少なくともうちの学校じゃないみたいやで。」

彩里「なんか携帯見てニヤニヤしてた。
絶対彼女できたわ、幸せそうやし悔しい。」

今年の夏
先輩には彼女ができた、らしい。