今日:12 hit、昨日:11 hit、合計:31,975 hit
小｜中｜大
43 ページ11
駿佑「送ります。」
「え、いいよいいよ。」
駿佑「こんな暗いのに1人で帰したら
それこそ彼氏さんに悪いんで。」
こういう時
冬ってすごく不便。
すぐに暗くなってしまう空のせいで
いつもの帰り道が
"危ない道"になってしまう。
駿佑「彼氏さんの好きなところ、
教えてください。」
「えー、内緒。」
これ以上知られるのは勘弁と
かわしたつもりの言葉は
駿佑「可愛くて、愛が深くて、
たまに甘えてきたり、急に男らしくなったり
するとこ。って感じですかね、」
「え、？」
どこかのサイトに載っているような
『彼氏の好きなところ』っていうのを
並べただけなのかもしれない。
それでも私は
駿佑「あ、あれや。シャンプーの匂いがする。」
戸惑ってた。
私が知ってることは周りにも分かるくらい
浅いのかもって。
駿佑「じゃ、お疲れ様でした。」
「うん、ありがとう。」
角を曲がった先
この不安をどうにかしようと
家とは逆方向に進んだ。
大吾「おい、なにしてんねん。」
ダメだと分かってた、
そんな扉の前に立ってたの。
大吾「とにかく入って。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴花...♪*ﾟ | 作成日時：2018年8月14日 11時
