FILE.41 青春だね ページ5
暗号を解いていくコナン君をこっそりつけていると、大変な場面に遭遇した。
「探偵なら、わたしの心ぐらい…推理しなさいよ！！バカー！！」
「お、おい待て！待てよ蘭！」
コナン君が新一君になって電話ボックスから出てきたと思ったら、これだ。
修羅場かな？
「待てって！！」
そう言って新一君が蘭ちゃんの腕を掴む。
「嫌ァ！離して！ヤァ〜！！」
どうでも…いや、どうでもよくないけどこの状況ヤバいと思う。
嫌がる女の子を無理矢理掴む男。
…ここが日本じゃなくて良かった。
「好きな女の心を…正確に読み取るなんて事はな！」
新一君を割と本気で心配していると、新一君がそう言った。
え？告白！？
…まさかの展開だね。
僕はこれ以上ここにいるのは野暮だと思い、ホテルへと足を進める。
……青春だね。
＊＊＊＊＊＊＊
翌日、ホテルでウインブルドンのテニスを観ていると、コナン君が映った。
……どうやら謎は解けたみたいだ。
しばらく観ていたが、特に何事もなく終わり、そのまま記者会見へと移っていった。
犯人は無事、捕まえれたのだろう。
僕はその事に顔を綻ばせて、心の中でコナン君にお疲れ様と言う。
無事事件は解決したみたいなので、僕は寝ることにした。
コナン君達とは別行動だからね。
＊＊＊＊＊＊＊
日本時間で午前二時。
ホテルでチェックアウトを済ませ、空港に向かう。
……忘れていたけど、組織として来ていたんだった。
空港へ向かう途中、芝の女王と少年の保護者がいたが、そこはいいだろう。
日本に着き、僕はベルモットに帰国したと伝える。
そのまま明美に会いに、マンションへ行く。
明美と唯青年にお土産を渡す為にね。
お土産を渡し終えた後、阿笠邸へと向かう。
志保にもお土産を買ってあげたかったが、仕方ない。
今回は一応組織として行ったからね。
「ただいま〜」
間延びした声で僕が言う。
「お帰りなさい、お兄ちゃん」
そう言って志保がやって来る。
ああ、三週間ぶりだ。
「志保〜」
そう言い志保に抱きつく。
「お兄ちゃん…離れて……」
志保がなんか言ってるが、聞こえない。
その後阿笠さんが起きてきて、志保が小学校に行かないといけないので、仕方なく離れた。
志保が小学校に行った後、僕は散歩に出かけた。
僕は疲れないからね。
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香椎 - 姫歌さん» ありがとうございます。なんとか完結まで頑張ります！ (2018年6月18日 19時) (
レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください！ (2018年6月17日 21時) (レス) id: 615f42e683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香椎 | 作成日時：2018年5月25日 7時
