FILE.50 スリ ページ14
「銀行強盗の時に、一緒に人質になった外国人の女性じゃないですか！？」
ジョディ先生にそう言う安室君(変装)。
なんか赤井に変装した自分の事を話して気を引いて、ジョディ先生に盗聴器をつけてるんだけど。
盗聴器つけるの好きだね。
「スリよー！スリがいるわよ〜！！」
そう言いながら近づいて来るおばさん。
そのままジョディ先生にぶつかり、倒れた。
「痛たた…」
ジョディ先生に起こしてもらっているが、このおばさん…スリだな。
ジョディ先生の財布を掏ったよ。
「大丈夫ですか？」
そう言い僕もおばさん改め、スリを起こすのを手伝う。
もちろん財布は掏り返した。
「確かにこういう人込みはスリが多いから気をつけてくださいね！」
安室君(変装)が言う。
スリは挙動不審に去っていったが、どうでもいいだろう。
「ジョディ先生、これを…」
そう言い財布を渡す。
「え？…あ！私の財布がなくなってる！」
ジョディ先生は服の内側を探し、ない事を確認する。
「多分先程の女性に掏られたんでしょう。まあ、掏り返しましたけど…」
なんか安室君(変装)が興味深かそうに見てくる。
これぐらい君も出来るでしょ。
「あ、ありがとう…」
「いえいえ…では私は一足先に博士の所へ行きますので…」
そう言って僕は阿笠さんの元へ向かう。
＊＊＊＊＊＊＊
阿笠さんの元へ向かう途中、人だかりができていた。
近くに行くと阿笠さんがいる。
「阿笠さん、いったいどうしたんですか？」
「おお、椎那君か！！そ、それが殺人が起きたんじゃ！！」
そう言う阿笠さん。
僕は急いで人だかりの方へ行くと、先程のスリが死んでいた。
とりあえず警察を呼んだ後、遺体を見る。
「椎那さん！！」
その時、コナン君達がやって来た。
「この人…」
「さっき先生にぶつかったおばちゃんじゃねーか！」
「ウソ…」
「何で！？」
子供達も来ていたか。
あまり見るもんじゃないと思うけど。
僕はコナン君にちょっと行ってくると言い、その場を去る。
犯人はスリの被害者。
今回は僕の出番はなさそうだ。
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香椎 - 姫歌さん» ありがとうございます。なんとか完結まで頑張ります！ (2018年6月18日 19時) (
レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください！ (2018年6月17日 21時) (レス) id: 615f42e683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香椎 | 作成日時：2018年5月25日 7時
