FILE.37 休息 ページ1
僕は久しぶりに暇なので、ポアロにやって来た。
「いらっしゃいませ……」
なんか元気がない梓さん。
「梓さん？大丈夫ですか？」
「え？あ、椎那さん…大丈夫です！」
大丈夫じゃないね。
「何かあ「あれ…椎那さん？」」
「何かあったんですか？」そう聞こうとした時、不意に呼ばれる。
「コナン君、それに毛利さんたちも…」
「お久しぶりです、椎那さん」
「今日はどうしたの？」
そう聞いてくるコナン君。
相変わらずだな。
「今日は久しぶりに暇になってね、ポアロにはよく通わせてもらってるよ。ね、梓さん？」
「は、はい！…」
やっぱり様子がおかしいね。
「それより毛利さん」
「ああ？」
僕は先程から気になっていたことを聞く。
「今日は警察連れて打ち上げですか？」
僕がそう聞くと「はあ？」と言う毛利さん。
「見てくださいよ、周り。警察だらけじゃないですか」
僕がそう言うと辺りを見回す毛利さん。
「ん〜〜？たしかにどっかで見た面してる野郎もいるような…」
「きっと新聞に書いてあった事件のことじゃない？だよね、高木刑事！」
コナン君がカウンターに座っている刑事を名指しした。
「本当だ！何してるんですか！？」
そう聞く蘭ちゃん。
＊＊＊＊＊＊＊
「なにィ！？梓ちゃんの兄さんに殺人容疑がかかってる！？」
そう叫ぶ毛利さん。うるさい。
どうやらこの近くで起きた殺人事件の容疑者が、梓さんのお兄さんのようだ。
「もしかしたら妹さんに連絡してくるかと思い、ここで張り込みを…」
なるほど。
「それで？兄さんから連絡は？」
毛利さんが聞く。
「刑事さんにも言いましたけど、一度ありました…心配するなって…そ、それに兄は言ってました！俺は無実だ、人殺しなんかしてないって！！」
そう言う梓さんの後ろから、この事件の犯人が来た。
おい、お前。
なに友達を信じてるみたいな雰囲気出してんだよ。
典型的な裏切りかよ。最低だな。
……と、口が悪くなってたね。
まあ、それもしょうがない。
僕のお気に入りの場所をこんな空気に変えたんだ。
梓さんの為にも、僕の為にも、今回は頑張るかな？
それより僕のコーヒーがまだなんだけど……
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香椎 - 姫歌さん» ありがとうございます。なんとか完結まで頑張ります！ (2018年6月18日 19時) (
レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください！ (2018年6月17日 21時) (レス) id: 615f42e683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香椎 | 作成日時：2018年5月25日 7時
