＊《忍たま》＊男装少女と忍たまたち(上級生より)

6 六年生は、苦手 ページ8

そう、実は俺、返却期限過ぎてんのは気づいてた。

昨日だったんだよ。

ただ、そう、ただ…



昨日、俺が図書室に入ろうとしたとき、中にたくさん人がいる気配がした。

あんまり人好きじゃないからさ、天井裏から見てみることにした。

それが思った通り、六年生が全員集合している状態で。

俺さ、悪いけど苦手なんだよね、六年生の先輩方。

くノ一が六年生に、特に食満先輩に惚れてんの、よく分かんないんだよ。

俺だって女だし、恋っていうものを知りたかったけどこういうの見てるとどうでもよくなる。

ときめくこと、知りたいけど、まずは笑う、泣く、怒るとかの標準の感情を戻さないといけないんだよね。

おっと、話がずれちゃう。

そ、それで図書室に入れなかったのは六年生がいたから。

じゃぁ話さなけりゃいいじゃんって話になるんだけど実は最近、変なこと聞いちゃった。

それがAは本当に男かって話を六年生がしてたから。

最近って言っても三ヶ月くらい前だから忘れてればいいんだけど。

あのとき、久しぶりに“焦り”ってもん味わわせてもらったよ。

なんでも感情ってのが鈍ってたからね。

そいで無駄に話しかけられたくないんで図書室に入んなかったんさ。



と、いうわけで昨日みたいなことがないよう祈りつつも図書室に向かっている。。。

7 図書室で→←5 クラスメート

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す