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32 廊下で ページ34

ー*Aside*ー


そうだ!利吉さんが泊まってたんだ!

急いで自分の部屋へ向かう。

しかし、足がまだ上手くきかず、何度も転んだ。




A「イツツツツツ・・・。」

?「あー!A先輩おはようございます!」

A「おう!おはよう。(あれは一年は組の良い子達ではないか…)」

し「大丈夫ですか?お手伝いしましょうか?」


そう言ってしんベエが私の左腕を持った。



A「わああああああああああああああああ!」


思わず吠えてしまった。

痛い、痛い、お願いだからしんベエ離して…。


し「だ、大丈夫ですか?」

そう言ってぎゅっと腕を握ってくる。

寝巻きの上からは包帯は見えないから、気がつかないんだと思う。


A「わああああああああ!しんベエ、大丈夫だから、離してくれ!」



そう言うと一年は組の子達は何と左腕を引っ張り始めた。

A「ああああああああああ!」

もうこれしか声が出ない。

次の瞬間、その痛みが無くなった。

というか、誰かに左手首を優しく掴まれていた。



えっ?


食満先輩…?

さっきまで部屋にいたはずじゃ・・・。


留「一年生、今はA先輩は怪我をしているんだ。手は出さない方が良い。な?心配なのは俺もよく分かる。でも、助けない方が良い時もあるんだ。な、早く教室行かないと遅刻するぞ。」

一年は組の良い子達「はーい!」



てな訳でみんな行っちゃった。

食満先輩が私の方に向き直った。


留「ほら、肩掴め。立たせてやる。それと、一人だと危ない。部屋で着替えたら教室に送るから。」

A「でも、先輩が遅刻しちゃいますよ!大丈夫ですから。」

留「大丈夫じゃないから言ってるんだ。少しぐらい先輩にも心配させてくれ。」


そう言われてしまったので、食満先輩の大きくてしっかりした肩を掴んだ。

何故か、食満先輩の頰が真っ赤になる。


A「先輩、どうしたんですか?」


そう言いながら、私は先輩の頰をそっと触ってみた。

するとそこからどんどん赤みが増していく。

A「あっ、昨日の血、まさか手に付いてました?ごめんなさい。」


それで私が手ぬぐいを出そうとすると食満先輩は「そうじゃない。」と言ってその手を抑えた。


A「じゃあ、何なんですか?」

留「そんなことはどうでも良い。早く行こう//」



で、私と目も合わせずにさっさと私の肘を持って歩き出した。

33 利吉さんからの手紙→←33


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留ちゃん命 - 面白いですね!応援してます! (2017年12月28日 19時) (レス) id: db1342be98 (このIDを非表示/違反報告)
白い狼(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます^ ^頑張ります! (2016年12月29日 11時) (レス) id: 89377fca11 (このIDを非表示/違反報告)
千代 - 面白い!更新頑張って下さい! (2016年12月25日 15時) (レス) id: bb1fb43921 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白い狼 | 作成日時:2016年12月22日 16時

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