26 転ばずに済んだけれど ページ28
私は倒れていなかった。
と言うか、立ってる?
後ろから誰かに抱かれてるんだ。
私は転ばずに済んだ。
だけど、
A「あの・・・、潮江先輩・・?」
仙「文次郎、離してやれ。」
留「やはりその様だったな。」
小「その・・、私たちがこのあいだ話していたことか?」
仙「ああ。」
そう、立花先輩に言われているのに、潮江先輩は私から大きなゴツゴツした体を離そうとしない。
A「あの、潮江先輩、その、何で俺から離れないんですか?」
文「A、もう俺たちの前で無理してそうやって話すことないんだ。」
A「(まさか・・・、バレた・・・・?)」
Aは小刻みに肩を震えさせ始めた。
留「文次郎、離してやった方がいいぞ。Aがかわいそうだ。な?」
いつもより優しい声で食満先輩が言った。
留「A、悪かった。俺があんなことしなければ。」
A「いいんです。それより、あのぉ、えっとー、潮江先輩どうにかなりませんか?」
仙「おい、文次郎。あまりにも長すぎる。本当にAが・・・、女性だったらどうすんだ?失礼極りないだろ。」
文「あ、ああ。」
潮江先輩は意識を戻した様にそっと私から離れた。
またAの左腕に痛みが戻ってきた。
A「うぅ・・・。」
七「後で伊作に頼もう。それと消毒が終わったらそのまま伊作たちの部屋で待っててくれ。聞きたいことが俺たちにはある。な?」
仙「そうだな。Aがそれでいいなら。どうだ?」
Aは反抗することもできず、ただコクンと頷くしか無かった。
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留ちゃん命 - 面白いですね!応援してます! (2017年12月28日 19時) (レス) id: db1342be98 (このIDを非表示/違反報告)
白い狼(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます^ ^頑張ります! (2016年12月29日 11時) (レス) id: 89377fca11 (このIDを非表示/違反報告)
千代 - 面白い!更新頑張って下さい! (2016年12月25日 15時) (レス) id: bb1fb43921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白い狼 | 作成日時:2016年12月22日 16時