＊《忍たま》＊男装少女と忍たまたち(上級生より) (ページ27)

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25 六年生と浴場でページ27

六年生が湯船に入ってきます。

あんまり湯船は広くないから、必ず誰かと肩が触れ合うことになる。

留「隣、失礼。」

食満先輩です。

ゴツゴツした筋肉質の肩が私の肩に触れる。

留「A、お前肩小さいな。」

そう言いながら食満先輩は私の肩に腕をまわしてくる。

留「腕の白さも仙蔵といい勝負だな。」

仙「そうか。」

留「お前の反応するところか？」

そして、食満先輩は私の脇からスーッと手を通す。

しかも左腕。

怪我見つかんなきゃいいんだけど。

留「腕細いな。」

ツツーッっと先輩の大きな手が私の腕を滑ってゆく。

文「おい、留三郎。あんまり後輩にベタベタ触らない方がいいんじゃnA「あああああああああああああッ！」どうした！」

バレちゃう・・・。

留「どうしtって、何だこの怪我は⁉」

文「留三郎、お前がやったんじゃないのか？」

留「何故俺なんだ？俺はこんなこと・・・」

七「でも本当かはわからないぞ？」

文「さっきまでお前がAのこと触ってたじゃないか？疑ってもおかしくない。」

仙「待て。見せてみろ。」

そう言って立花先輩は私の腕を上げ、先輩の白く細長い指が傷口のまわりを撫でる。

仙「切り傷ではないか。見て分かるだろう？それにしてもこれはひどい。保健委員や新野先生には言ったのか？」

A「いいえ。」

七「何故、言わなかったんだ？」

A「・・・。(そんなこと聞かれても答えらんないよ。)」

仙「それは後でいい。だが、何があったんだ？別に責めている訳ではない。何故こんな傷ができたのか、教えてくれればいいんだ。私たちはこれでも六年生だ。秘密は絶対に守る。教えてくれ。」

A「・・・・・」

((ジャバッ

突然Aが湯船から飛び出し傷口を抑えながら走り出した。

しかし、実習の帰りで捻った左足がうまくきかず、前に転倒しそうになった。

A「キャッ！(どうしよう、口調が女のままだ・・・。バレちゃう。)」

Aの手は傷口を抑えていたため使えない。

もう、顔から飛び込むことになる。

A「…⁉」

しかしAの体が地面に叩きつけられることは無かった。