＊《忍たま》＊男装少女と忍たまたち(上級生より) (ページ12)

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10 草むらの陰からページ12

そうして上級生が集まっているとき、Aは。。。

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A「(あぁ、なんでこの学園に入っちゃったのかなぁ)」

そう思いながら腕や背中にある昔つけられた古傷をそっと撫でていた。

A「(この傷、一生残る物なのかなぁ。)」

まだ少し、ヒリヒリと痛むところがある。

そこを自分でバチんッと叩き忍び装束を着直した。

A「(そういえばみんなどこ行ったんだろう。誰もいない。今日の授業は午後からなのに…。)」

スッと立ち上がるとやることもないのでとりあえず廊下に出てみた。

A「ふぁ～、んぐぐぐぐぐっと。」

城にいた頃はこうやって伸びをする暇もなかった。

そう考えるとここは良いのかもしれない。

((ガサッ

A「(今、何かが動く音、確かにしたはずだ。)」

Aは周りを警戒しながら部屋から苦無を取り出し、音のした方の草むらへ向かった。

そっと苦無の先をその方向に向けながら、静かに近づく。

一瞬、草むらが動いたかと思うと中から人影が出てきた((ザッ

直後にAはその方向に飛び、思いっきり刺そうとした…

A「(あれ？まさか…)」

すぐに後ろに戻ると人が草むらの中から出てきた。

驚いた顔をしながら

？「ビックリしたじゃないか。それにこの学園にはくせ者なんてそう入って来nってあれ⁉Aじゃないか⁉」

A「すいませんでした、竹谷先輩。」

八「いや、謝る必要なんてないんだよ。(どうしよう。さっきまで話題に出てた人じゃないか((汗)アッ、そういえばさ、A、これみてよ！傷付いているけどすごく可愛らしいと思わないかい？」

そう言って大事そうに手のひらの中を見せてきた。

A「…」

八「なんとも思わないのか？確かに所々羽が抜けているところもあるし、片方翼がない。だけど、こうやって懸命に生きている。これってすごいと思わない？それにすごく可愛いし^ ^」

そう言いながら八左ヱ門はAに小さな傷ついた鳥を渡した。

八「どうだい？さっきそこの草むらで見つけたんだ。多分これは文鳥。普通こんなところにはいない
はずなんだけど…。大きくなるとすごく綺麗な羽を生やすんdってどうしたの？」

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続きます