ｱﾊﾊ……ここどこｯ【OP】 (ページ29)

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エースside3 ページ29

「どういう事だ？」

そう聞くと、彼女はその場にあった丸太に腰を掛け

『私は、兄がいました。
兄は凄くかっこよくて。たくましい人でした。でも、死んでしまったんです

__病気でした。私は、わたしは…。兄が大好きで、死んでしまったと聞いてとても悲しかったんです。
それで…それで、ですね……。』

言いにくそうな雰囲気を出しながら俺の顔を見るA

『手配書…貴方の手配書を私は見たんです
あ、兄にも！！そばかすがあって…それで

まさか会えるとは思ってませんでした。だから、あんな風に言ってしまいました。
・・・勝手に、兄と…。お兄ちゃんと重ねていたんです。でも、エースさんには関係ないんですよね

そりゃ、いきなり会った女にあんな風に泣かれて。不愉快だったと思います…すみません』

それだけ言って、頭を下げられる…
俺に向けた言葉は俺に対してじゃねぇのか…

「別に・・・。俺にも、兄弟がいた。
弟は生きてるが、もう一人は小さい頃。死んじまった

重ねちまうのも、無理はねぇよ・・・

なぁ。アンタ。海賊王ゴール・D・ロジャーに息子がいたら。どう思う？」

小さい頃からさんざんして来たこの質問を
俺と兄を重ねたという女に聞いてみる
所詮は、他人。…否定した言葉が返ってくるだけ『それは。最高ですね』

「は？」

笑顔で言われたその言葉に、俺は言葉を失った

『あの、ゴール・D・ロジャーに息子がいたら。それは凄い事ですね〜』

「お前！！分かってんのか？？海賊王の……」
『というか、父親とか関係ないんじゃ？…親とかじゃなく。一人の人間ですよ』

被せたように、そう言われ

『親が誰であれ、もし。その子供がいれば。それは素敵では？
一つの命が誕生した。別に誰の子とかも関係はない。

私はいいと思いますよ。例え、海賊王の血が流れていたとしても』