ｱﾊﾊ……ここどこｯ【OP】 (ページ28)

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エースside2 ページ28

店主は「あぁ、あの子ならすぐ会計払って行っちまったよ？」と教えてくれる
カレーを急いで、食べ終わり

「美味かった。ありがとう」

と、感謝を述べ。急いで女を探しにいく
なんでアイツはあんなに嬉しそうに涙を流して。【生まれてきてくれてありがとう】なんて…
色々、聞きてぇことがある。

探そうと思ったが、そうする必要もなかった

『船どこいったァァァァあああ！！！』

バカでかく聞こえた声は、先程の女と同じ声

「見つけた……オイ」

ゆっくり振り返って、

『……。え、エースさん』

名前を呼ばれる。お前は一体誰なんだ？って一番初めの問いかけをすると
名前を言われた Aと言うらしい
聞きたいことはあるが…。その前に逃げられても困る

「そういや、船がどこかへ行ったと叫んでたな」

肩を掴んで言うと、それは聞き間違いでは？と言われたが。そんなわけはない
私やることがあったんだ。と目が泳ぎっぱなしのまま言われたので

「俺もついて行こうか？」と、半ば強制的について行く
一直線に、Aは歩き出す

ずっとどこにも寄らずにただひたすら前へ直進するA。

「で？どこに行くんだ？A？」
『アハハ……エト。えーと……』

そんなふうに歯切れが悪いまま、歩くが…
どんどん進むから、森の方まで行ってしまった。

って、おいおい。そのまま前に進むと

「ぶつかるぞ！」

それを言った直後、Aは木に勢いよくぶつかった

「なぁ。A…さっきから反対方向にただ歩いてるだけのように。俺は思えるんたが」

そう言うと、彼女はやっと俺の目を見て

『あのー。ですね、離してくれませんか…？』

断りの言葉を言ってきた。やっと、こっちを見たな

「あぁ。ならよ。俺にも話してくれねーか？
俺への【生きててくれてありがとう】っていう言葉の意図を。さっき聞けなかったからよッ

そしたら離してやるよ」

『あは、アハハハ・・・。』

すげぇ、苦笑いをされるが「教えてくれッ！」と、あえて笑顔で言ってみた

『えと、ですね。はい。答えます。答えるんでとりあえず。

その燃えてる火を止めてくれませんか…』

観念した様子で、そう言われる。燃えた火を消すと
少し真面目な顔になり

『私が貴方に生きててくれてありがとう。って言ったのは…。

兄と貴方…エースさんが重なったからです』

俺と…Aの兄？