【zm】吸血鬼ってマ？ (ページ15)

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14話ページ15

次の日の学校。

kn「おお、A！！おはよう！！」

居残りの日以来、捏島君は私に朝、挨拶をするようになった。

「おはよ、捏島君。」

正直いって、目立つ。

女子と男子からの視線が異常じゃない。

ただ、学年の人達は私が大の幼馴染みということと、私が媚を売るタイプではないことを知っているからか、避けらりたりはしない。

……他の学年は知らないけど。

昨日の大の言葉が頭に浮かぶ。

"てか、Aがシッマにチューされればいいんちゃうん？"

顔が熱い。

ふと見ると、友達と楽しく話している捏島君の姿があった。

…思わず、唇を見てしまう。

形が綺麗に整っていて、柔らかそう…って、私変態じゃんッ！！

顔を反らすと、そこには変な顔をしている千代がいた。

友「…なにしてんの。早く教室入りなよ？」

ジト目で見られた。

「分かってるって！」

まだ納得いかなそうな千代を押して教室に入った。

昼休み。

今日は食堂の気分だったので、千代と二人で食堂に向かった。

食堂につくと、美味しそうな匂いが漂っている。

…お腹鳴りそう。

食券を買いに並びに行くと、目の前には鳥井君と捏島君がいた。

…あまり目立ちたくないな。

私と千代はそう思い、後に並んでいた2人組の女子達に場所を譲った。

友「…ねえ、先並ばない？私達、買いたいものあるからさー」

『え、いいの？ありがとー』

『ありがと！』

これで安全だなと思った瞬間、私の腕を捕まれた。

kn「じゃ、友田いってらっしゃい」

後には、にやりとした笑みを浮かべた捏島君がいた。

友「あら、ごめんなサーい。私、Aと買いにいくんで。邪魔しないでくんない？」

千代が思いっきり捏島君を睨み付ける。

それに負けじと捏島君も睨み付ける。

……こわっ。この二人。

ちらっと捏島君と並んでいた鳥井君もどうしようか悩んでいる様子だった。

ここは…一肌脱ぐしかないな。

「じゃ、私鳥井君と飲み物買ってくるね！千代と捏島君のも買ってくるよ！」

そう言った瞬間、千代と鳥井君と捏島君が驚いた表情を見せる

そのまま私は鳥井君の腕を引っ張って自販機に向かった。

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