． ページ33
．
「“多“を牽引する責任重大な仕事だぞ！やりたい者がやれるものではないだろう！周囲からの信頼あってこそ務まる聖務、民主主義に乗っ取り真のリーダーをみんなで決めるというのなら、これは投票で決めるべき議案」
「腕そびえ立ってるじゃねえか！」
そうかっこよく言うものの、彼の手は綺麗に真っ直ぐ立っている。震えながら。
「なぜ発案した？」
「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」
「そんなんみんな自分に入れらあ」
「だからこそ！ここで複数票取った者こそが、真に相応しい人間ということにならないか？
どうでしょうか先生！」
「…時間内に決めりゃなんでも良いよ」
「ありがとうございます！！」
クラスの右半分、出席番号前半の方で行われていたそんなやりとりを反対側の生徒たちは＿＿特に緑谷たちは、目を丸くして見つめていた。
『…すごいね』
「だっ、だね！僕はきっとあんなことできないしなれないな〜」
『いやわかんないよ。委員長してたりして』
「ええ…なれたら良いけど、多分…」
＿＿＿＿
「僕3票！？？？」
『なってるじゃん！！！！』
「何でデクに！？誰が！？」
完璧なフラグ回収。
結局クラスで一番票を集めたのは緑谷だった。Aは後ろに身をよじらせて彼にそう言い、爆豪はというと立ち上がって大きな声を出している。
一番左の列うるさい、と寝袋に包まっている相澤は呟いた。
「まあお前に入れるよりかはわかるけどな…」
「んだとこら！俺のどこが悪いんだよ！」
『きっとそういうとこだよ爆豪……』
「んだとクッソアマ！！！もういっぺん言ってみろ殺すぞ！」
『そういうとこっつってんだよ！！！！』
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
