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この後も持久走、上体起こし、長座体前屈となかなかにしんどいテストをこなしてようやく終了。
Aは相澤先生の“めんどくさいから一括開示する“というそんな言葉に、キャラブレないなぁとは思いつつも目の前のモニターを緊張した面持ちで見つめていた。
順位としては悪くない、けどもっと上に行きたい。
悔しさを滲ませた時、緑谷の最下位が目に入り、彼女は彼の方を振り向いて、
「ちなみに除籍はウソな」
そしてその言葉に、動きを止めた。
『…は、え？』
「君らの個性を最大限引き出す、合理的虚偽」
「…あんなの嘘に決まってるじゃない、ちょっと考えればわかりますわ」
そんな大人びた女子生徒の言葉に、Aのみならず他の3人の生徒も動きを止めて。
…やべえ、気づかなかった。
言葉にしなくてもなんとなくそれが伝わって、Aは彼らと視線を合わせて苦笑い。
「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから、戻ったら目通しとけ」
そんな言葉を最後に去っていく相澤を見送る1年A組一同。
いち早く動きを見せたのが、まさかの半分半分の彼。…名前わかんないけど。
「おい」
『…はい？』
その声に振り返ったAは、少し目を見開く。
『おお、イケメン』
「……ありがとう」
『え、どういたしまして、？』
ちょっとズレている、少し天然らしい彼に少し首を傾げるA。
『なにか？』
「いや、お前の個性…」
『個性？』
口を開こうとした時、“A！“と名前を呼ぶ芦戸の声が響く。
『あ〜っと、』
「いや、いい。行ってくれ」
『…ごめんね、また今度話してね』
そうして駆けていく彼女の背中を数人の男子生徒が眺めていた。
「あいつ、さては個性被り気づいてねえな…？」
「そんなことあるか？」
「中身抜けてそうじゃね？可愛いのにな〜」
「峰田くん！女の子に失礼な発言はやめたまえ！！」
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なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
