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……え、えなにこのドア。え、バリアフリー？Mt.レディー専用のドアとか？
雄英に到着し、1年フロアにも到着し。
目の前に聳え立つそのドアに、Aは目を白黒させた。
一つ深呼吸をして、イヤホンを外して扉に手をかける。
“氷室“の18番、出席番号順のその席は一番窓際。前から3番目、
『…は？』
前の席の人、何？
足机に乗せてるんですけどやばくない？
正直言ってドラマの中でしか見たことないAはビックリしていた。
「…チッ、何見てんだクソアマ」
『…ふ、あんたモテないでしょ』
「あぁ！？」
『そーゆーとこだよ…、えっと、爆豪、君？』
鋭い目つきでAを睨む爆豪に対し、口の片方を釣り上げて笑うA。
構図といえば、Aに爆豪が一方的に噛み付いている感じ。
それから、Aは彼の後ろの席へ。
「テメェが後ろの席かよ…！」
『よろしくね、爆豪くん』
「チッ、よろしくなんざしねえよ」
『しようぜ爆豪〜ギスギスしてたら楽しくないよ』
「うるっっせ…「ちょっと君たち！！」
爆豪との(仲良さげに見えるかもしれない)言い争いに、既に到着していたクラスメイトはそのやり取りに目を丸くする。
ただ、そうではない者が一人。
「机に足をかけるな！机に座るな！」
「あぁ？」
『あー、』
「雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか！？」
『思う？』
「思わねえよ！てめえどこ中だよ端役が！」
彼、入学試験で堂々と質問をしていた優等生くんだ。
入学してもそのスタンスは変わることがないらしい。
「ぼ…俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ」
「聡明〜？クソエリートじゃねえか、ぶっ殺しがいがありそうだな」
『殺すな殺すな』
「君ひどいな…本当にヒーロー志望か？」
面白くなさそうな爆豪の視線を辿って、Aの視線もドアのもとへ。
「…君は、」
『緑くん！！』
入学試験で知り合った緑のあの男の子。
さっきと同じように飯田が全力で緑くんに自己紹介をしにいく。
「聞いてたよ！あ…っと僕緑谷。よろしく、飯田くん！」
『緑くん〜私、覚えてる？』
「覚えてるよ！えっと…氷室さん、」
『そう！え〜嬉しい』
名前覚えててくれたんだ、と笑うAになぜか顔を赤くしてそして背ける緑谷。
助けを求めるように爆豪を見れば、鋭すぎる目線で睨まれた。
『…こわ、』
「あぁ？」
『地獄耳かよ…』
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なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
