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-セキュリティー3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください-
『セキュリティー3？』
「ってなんですか？」
「校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ」
『ええっ、それガチヤバくないですか！？』
「ヤバイよ、3年間でこんなの初めてだ。君らも早く！」
一気に混乱に包まれる食堂、飯田とAは隣に座っていた先輩に聞くが彼も一目散に逃げていった。
『いやでも、皆向かっていったら避難経路の確保が…』
相当難しいはず。
Aの予想通り、食堂の廊下は雄英生でいっぱいになっていた。
緊急事態への対応が迅速なのは素晴らしいけれど、完全なパニック状態。
侵入者を把握しようと窓の方へ向かう飯田、Aは報道陣を認識した。
朝から考えられないくらいの人数で学校の正門を囲み、もみくちゃにされ、ひたすらオールマイトの授業について質問され。Aのマスコミに対する嫌悪感は相当なものになっていた。
『皆さん、止まってください！！とりあえず落ち着いて…！』
「皆さん、ストップ！」
『切島！？』
「氷室！？おいどうするよこれ、一旦冷静にならな…」
『あ〜切島〜…………』
ガラスを背にしてそう呼びかけていたAは、同じように声がけをしている切島と上鳴のコンビを発見する。ただ彼らは人混みの真ん中に立っており、押されて呆気なく流れていった。
『流れてったんだけど…』
お茶子も流れていくこの状況、飯田の方に顔を向けると彼は何やら思案していて。
そして、自ら人混みの中に紛れていった。お茶子に手を差し出して、
「俺を浮かせろ、麗日君！」
なんとか手が触れ合い、飯田は上空に。落ちた眼鏡はAが回収済みだ。
『皆さん、上向いてください！！』
「上？」
「…えっ、」
「誰？」
「飯田君！！」
『で、耳傾けて！！』
Aに近いところにいる生徒たちは皆、彼女が指し示す方向＿出口のドアの少し上に視線を向ける。
「え、なんだあれ…」
「標識？」
あの緑の色の走る標識のポーズで壁に張り付いている飯田。
明らかに異質で、生徒たちは皆彼に注目した。
「皆さん、大丈夫！ただのマスコミです！何もパニックになることはありません！大丈夫！！ここは雄英！！
最高峰の人間にふさわしい行動を取りましょう！」
片手でナイス！！と親指を立てるAに、飯田は会釈を返す。
『……なんで会釈…』
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なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
