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かなり走った。時々人にぶつかりかけたけどなんとか人混みを抜け、お祭り会場の隅の方へ来た。
『はぁ、はぁ』
荒れた息を整えようとすると、再び乾ききっていない目から涙が出た。
さっきからずっと泣いてるから
張り切ったメイクもきっと落ちてしまっているだろう。
もう最悪…本当に今日はツイてない。
男「ねぇねぇ、キミ大丈夫ー？」
はっと声をした方を見ると明らかに酔っているお兄さんがいた。
顔も真っ赤でふらついてる。
あなたが大丈夫ですかって感じなんですけど…
『だ、大丈夫です…』
男「泣いてんじゃーん。1人？」
『いえ、連れがいます…』
男「でも今いないみたいだし…俺と遊ばない？」
何言ってんだこの人
今私連れがいるって言ったよね？
酔っ払いにはそんなこと関係無いようで、私の肩を撫でながら「遊ぼーよぉー」と鳥肌が立ってしまいそうな声で言う。
『やめてください…ほんとに、連れがいるんで』
男「いーじゃんほっといて行こーよ」
『っ、もうやめてください！』
男「ちっ、うるせぇーんだよ。黙って来いよ！」
こちらが強気に言い返すと、逆にあちらを煽るような感じになってしまったようだ。
腕を掴まれ引きずられるようにしてどこかへ連れていかれる。
やめて。やめて怖い。
あぁ、もう嫌だ。私このままこの人にめちゃくちゃにされちゃうのかな。
ふみさんに謝りも出来ないままで…？
そんなの嫌…謝りたいよ。ごめんねって。愛してるって言いたいよ。
だけどそもそもこんなことになったのは自業自得。
助けに来てくれる人も…今はいない
『(もうどうでも良くなってきた…)』
ふみさんごめんね。
わがまま言って困らせちゃってごめんね。
こんなわがままな女じゃなくてもっと他の素敵な人と結ばれてね。
こんな状況になっている事が悔しくて、もうふみさんに会えないななんて思って悲しくて。
さらに涙が出てきた。
そんな私を見て男の人は面倒くさそうに舌打ちをした。
男「まだ泣いてんのか。いい加減にしろよ」
「いい加減にするのはお前だろ」
後ろから聞こえた声。
それは愛しい、愛しい声だった。
私あんなこと言ったのに
わがまま言っちゃったのに
─── 助けに来てくれたって思っていいの？
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E.W.(プロフ) - しげっち。さん» ﾜｶﾘﾐｶﾞﾌｶｲ (2018年9月9日 18時) (
レス) id: ff6b70e794 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - E.W.さん» コメありがとうございます！ほんと自分で望んで入学したのにもう嫌になってます(´；ω；｀)課題も多いし授業もあるしで更新出来ないし...言い訳になっちゃいますけどね...ww (2018年9月9日 17時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
E.W.(プロフ) - 自称進学校って本当に嫌になりますよね。わかりますっ！！周りと比べたらここの学校はなんでもないんだよ！って言いたくなることが多いです((いきなりすみません(´・ω・`) (2018年9月9日 15時) (レス) id: ff6b70e794 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - やみうさぎさん» コメありがとうございます！まさとくんクソほどかわいいですよね...喜んでいただけて良かったです！更新頑張ります◎ (2018年9月9日 14時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
やみうさぎ(プロフ) - いやまさとくん可愛すぎな…めっちゃ良かったです(*´艸`)更新ファイトです！ (2018年9月9日 10時) (レス) id: 8f3c58b972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しげっち。 | 作成日時：2018年8月24日 23時
