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まさとside
まさ「どこから行こっか」
『うーん…いちご飴食べたい!』
キラキラした目でそんなことを言うから頬が緩む。
いちご飴ってチョイスがもうかわいいよなぁ…
まさ「分かった。買いに行ってくるからちょっと待っててくれる?」
ただでさえ下駄で歩きにくいのにそんな彼女をむやみに歩かせられない。
あんな綺麗な足に傷でも入ったら…っん゛ん゛!なんでもないです。
『え…なんで…?』
まさ「なんでって…下駄歩きづらいでしょ?」
『そんなの気にしなくていーから!一緒に買いに行こ?』
ね?と首を傾げる彼女にNoなんて言えるはずもなく、結局一緒に行くことにした。
まさ「(それにしてもすごい人だなぁ)」
周りには見渡す限り人ばかりでこんな所ではぐれでもしたら探すのにも一苦労だ。
それに、うちの彼女は小さめだから人に潰されてしまうこともありえなく無い。
まさ「はぐれたらいけないから…手繋ごっか」
『え、あ…うん』
おずおずと手を差し伸べる彼女がじれったくて、こっちから手を握る。
小さくて、ほんのり冷たくて気持ちいい。
でも一方で彼女の顔は赤くて、今の時期じゃ暑そう。俺も現時点でかなり暑い。
火が吹き出そうとはこのことだ。
その後何となく気まずくて、2人とも無言でいちご飴の店先へ来た。
明かりに照らされて色んな種類の飴が輝いている。
それに比例するように彼女の顔も輝きはじめた。
まさ「おじさん〜いちご飴ください」
店「はいよ〜隣彼女かい?かわいいねぇ」
『やだもぉ、照れるじゃないですか!』
まさ「ノリ良すぎやろw」
店「ふははっ!こりゃいい彼女持ったなぁ!大事にしろよ!」
まさ「もちろんです」
『ま、まさとくん…!そんなドヤ顔で…』
照れているのかおじさんにも俺にも顔を見せないように隣の俺の腕に顔を埋めた。
ぐりぐりと頭を押し付けられる。
可愛すぎんか!!!!!
店「見せつけるね〜はい!いちご飴!」
まさ「ありがとうございます」
空いている片腕でいちご飴を受け取る。
甘くて美味しそうだ。
もう一度、ありがとうございましたとおじさんに声を掛け、店を後にした。
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E.W.(プロフ) - しげっち。さん» ワカリミガフカイ (2018年9月9日 18時) (レス) id: ff6b70e794 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - E.W.さん» コメありがとうございます!ほんと自分で望んで入学したのにもう嫌になってます(´;ω;`)課題も多いし授業もあるしで更新出来ないし...言い訳になっちゃいますけどね...ww (2018年9月9日 17時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
E.W.(プロフ) - 自称進学校って本当に嫌になりますよね。わかりますっ!!周りと比べたらここの学校はなんでもないんだよ!って言いたくなることが多いです((いきなりすみません(´・ω・`) (2018年9月9日 15時) (レス) id: ff6b70e794 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - やみうさぎさん» コメありがとうございます!まさとくんクソほどかわいいですよね...喜んでいただけて良かったです!更新頑張ります◎ (2018年9月9日 14時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
やみうさぎ(プロフ) - いやまさとくん可愛すぎな…めっちゃ良かったです(*´艸`)更新ファイトです! (2018年9月9日 10時) (レス) id: 8f3c58b972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しげっち。 | 作成日時:2018年8月24日 23時