支配* ページ21
【仕事まだ終わんないの?】
彼の名と共に催促の連絡がロック画面に映し出されていた。
『やば、連絡来てる』
歩いていたペースを一気に上げて家へ急ぐ。
向こうから連絡来るってことはかなり待たせてるな…
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────
──
息を整えながら家のドアを開けると、仁王立ちで立っているふみがいた。
『た、ただいま』
ふみ「……おかえりっ!!!」
『へ、』
ふみ「心配した!!すっげぇ心配した!!遅くなるんだったらそう言え!」
ぎゅうっときつく抱きしめられてもまだ頭の中の整理ができてない。
『怒ってないの?』
ふみ「は?怒るわけないじゃん。ただ、こんな遅くなるんだったら電話でもLINEでもして」
『…うん、わかった…!』
こんなに優しいのに怒るはずないよね。私の考えすぎだ。
ふ「風呂沸いてるから入れよ」
『ん。ありがと』
愛されてるなぁ…なんて思いつつ、軽くスキップしながら風呂場へ向かった。
────────
────
──
ふみろくside
ふ「めい、ソファーで寝たら風邪ひくぞ」
『ん〜運んでよ〜』
俺に手を伸ばしたはいいものの、また力が抜けたのか腕が落ちていった。
彼女からは規則正しい寝息が聞こえる。
寝た、か…
ふ「こんなだからほっとけねぇんだよ」
彼女は知らないだろうが、世界中の男は彼女を狙っていると言っても過言ではない。
何度話しかけられそうになっていた所をガン飛ばして避けてきたか。
だから俺は不安で、不安で、不安で。
──── しょうがないよな
携帯のGPSで常に居場所を把握してるのも、盗聴器でめいの様子を盗み聞きするのも、不安なんだからしょうがない。
今日だっていつまで経っても帰る様子が無いもんだから心配したよ。
次こんなことあったら会社に連絡入れるからな。
なんてことを考えながらめいを姫抱きして、ベッドに静かに降ろす。
少し開いたカーテンから月明かりが入って、めいの白い
ふ「コレも、全部俺のもん」
深く眠りについているめいの腿を一撫でし、唇を寄せた。
あぁ、好きだ。愛してる。
ふ「ずっと、見守っててあげるから」
腿へのキス【支配】
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ふみろくさんに逆らえない夢主ちゃん…
この夢主ちゃん、ふみろくさんに過去なにかされたんでしょうね…(超他人事)
私もこんなに愛されてぇ!!!
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はた - さいこうでした!! (2019年12月27日 1時) (レス) id: 32e6686df9 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - ムユさん» コメありがとうございます!可愛いですよね...まりんくんの関西弁もめちゃくちゃ好きなんですけどまさとくんのも萌えますね… (2018年10月14日 10時) (レス) id: c12db644f8 (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - わかります…私女子ですけど可愛い博多弁女子には惚れそうです…博多弁女子と結婚したい( ˙-˙ )芝健の方言とか聞いてみたい…まさと君の方言可愛いですよね! (2018年10月14日 8時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - ムユさん» ご無事で何よりです...(´;ω;`)スマホは困りますね...でもセリフに笑っちゃいましたww (2018年9月12日 22時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - しげっち。さん» 北海道は大体大丈夫ですよ!停電したとき一番心配したのは…『スマホぉぉぉぉ!!!おい!スマホ!?』くらいかな…(´・∀・`) (2018年9月12日 21時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しげっち。 | 作成日時:2018年8月12日 23時