【アナタシア】年の差なんて関係ない？【ふみろく】

8話 ページ9

『服とか大丈夫かな…』

今更気にしてもしょうがないけどどうしても気になってしまう

ひと通り自分の服装を見る

『うん！大丈夫大丈夫！』

もうこれ以上言ってても無駄だと思い、スマホを開く

そうして自然な流れでLINEを開き、ふみさんとのトーク画面へ

会話は『じゃあまた土曜日に！』で終わっている

この前、にやけてた桜にあれだけ文句を言ったくせに多分今の自分の顔はそれ以上ににやけてるだろう

だって嬉しいもん

理由が【買い物に付いてきて欲しい】っていうのでも…

あ、友達に誘われたら嬉しいでしょ！？

別にデートとか意識してるわけじゃ…！


ふ「めい？」


『うわ！！』

脳内で必死に弁解している所にまさかのご本人登場で思わず声が出る

ふ「そんなにびっくりするか？www」

『いきなり来たから…！』

ふ「ごめww」


変な所でふみさんが爆笑しているうちにスマホの画面を元に戻す

トーク画面見つめてたなんて恥ずかしすぎる！！

ふ「はーwwwおもしれーww」


『もーいいでしょ！行きましょ！』


背中をグイグイと押す

もう恥ずかしい！


ふ「わかったわかったww」


そう言ってやっと少しずつ歩き出したふみさん

やっとか…と安心したのも束の間


ふ「じゃあ行くか、めい」


出ました、ふみろくスマイル(今名付けた)


『はい…』


振り向きざまに満面の笑みを向けられて顔に熱が集まるのが分かる

こんなの誰でも照れるよ…


こんな感じでふみさんとの初ショッピングが始まった

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