25話 ページ27
ふ「ところでさ、」
すると急にふみさんの声のトーンが落ちた
そろそろ本題に入っていく気がして、肩に変な力が入る
ふ「さっきの電話もしかして全部聞いてた？」
『はい…』
ふ「そっか」
部屋に静寂が訪れる
聞こえるのは、時計の針の音と自分の心臓の音
何を言われるんだろう
沈黙の間、何を言われるのかと考えれば考えるほど思考は悪い方へと進んでいく
好きって言ってくれたからと油断はしちゃいけない
人の気持ちはいつどう変わるかなんて分かんないんだ
ふ「めい、」
『は、はい』
ふ「好き」
『っ…』
たった2文字でさっきまでの不安が一気に無くなった
自分の体温が上がっていくような気さえする
ふみさんの声が頭の中をぐるぐると回る
ふ「どうせただの一目惚れだろとか思うかもしんないけど、俺は本気だから」
ふ「会う度に好きになって、話す度に好きになって…相当ベタ惚れしてる」
ふ「めいにずっと会いたかった。笑った顔が見たかった」
ほんのり顔を赤くさせながら、でも真剣な表情でそんなことを言ってくれた
なんだ、私と同じだ
それでも通じ会えなかったのは私に勇気がなかったから
今度こそ勇気を出すべきだよね
『私も…』
ふ「え？」
声が小さすぎて聞こえなかったのか聞き返される
聞き返されて急に恥ずかしくなったけど、伝えなきゃ…！
『私も、ふみさんが好きです！ふみさんを見ただけでドキドキしちゃって…もっとふみさんの隣にいたいっ、えっ…！』
勢いに任せて言い切ろうと思ったのに途中で遮られた
ふみさんに抱きしめられて
私を抱きしめるたくましい腕
頭はふみさんの胸に押さえつけられ、体全体がふみさんに包み込まれているような感覚に陥る
何度も何度も夢見たこの感覚
これも夢なんじゃないかと疑ってしまう
『ふ、ふみさん…』
この状況が信じきれず弱々しい声でふみさんを呼ぶ
ふ「さっきのはホント？」
さっきのって私がふみさんのこと好きかって事だよね
『はい…ふみさんのことが好きです』
今度こそ伝わるようにはっきりとした口調で言った
その途端に抱きしめる力が強まる
ふ「そっか、そっか…やべぇ、嬉しい…」
本当に嬉しそうな声で言われて、胸の奥がキュンと鳴る
へへっと笑うふみさんを不覚にも可愛いって思ってしまった
────────
ふみろくさん笑った顔がめっちゃ可愛いと思いません？
事実私はそれに惚れました
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しげっち。(プロフ) - みいさん» ありがとうございます(/ω＼*)これからも筋肉痛が続くように(？)頑張ります！ (2018年4月28日 7時) (
レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 褒めまくりです(o^―^o)ﾆｺ (2018年4月28日 1時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - みいさん» それは褒められてるんですかね？ww見ていただいてありがとうございます！ (2018年4月25日 7時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
みい - ほっぺたの筋肉が筋肉痛ですｗｗｗ (2018年4月25日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - yuki-shigeさん» コメントありがとうございます！ありがとうございます(TvT )好きです、だなんて...照れますよ(//∇//)←黙れこれからもよろしくお願いします！ (2018年4月20日 23時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しげっち。 | 作成日時：2018年3月29日 20時
