18話 ページ20
芝「そっかぁ。なるほどね」
全てを話終わってから何やらうーんと唸っている芝健さん
何をそんなに悩むことがあるんだろう
しばらく悩むと芝健さんが突然顔を上げた
芝「めいちゃんはこのままでいいの?」
それは1番聞かれたくなかった質問だった
答えは決まっているはずなのに言葉が詰まる
『っ…いいんです』
芝「うーん。めいちゃんはふみの為を思って距離を置いてるのかもしれないけど、俺はふみの立場になったら絶対嫌だけどな」
『え…?』
ふみさんの立場…?
今までとは明らかに違う考えに目を見張った
芝「だって好きな子から理由も聞かされず距離置かれて、謝らせてももらえない。でもLINEとかブロックはしてないんでしょ?そんなのただの拷問だよ。」
きっぱりと言われたその言葉に声を失った
ふみさんのため、ふみさんのためって思ってたのに
私のした事は間違ってたの?
納得出来なくて思わずスカートをぎゅっと握りしめる
芝「それにふみの性格上、ホントに迷惑だったら迷惑って言うと思うけどな」
『あっ…』
そうだ…
ちゃんとふみさんは伝えてくれてたじゃん
ある日のふみさんとの会話を思い出す
《あ、俺結構ストレートにモノ言っちゃうから、傷つけちゃったたらごめんな》
《なんですか急に。今更ですよw》
《そっかwまぁでもその分嘘とか付けねぇからわかりやすいよ?》
《お!それはいいこと聞きました!》
《ははwwじゃあもう1つ教えてあげる。俺、好きな子には積極的になるタイプだから。覚悟しとけよ》
その時のふみさんの妖艶な笑みが目に浮かぶ
『ばかっ…』
ほんっとにばかだ…
伝えてもらってばっかりで私はただ逃げてるだけじゃん
嗚咽を必死に抑えてたけれど涙は止まってくれない
芝「めいちゃん…」
芝健さんはポツリと私の名前を呟くと、静かに背中をさすってくれた
さするペースも心地よくて、さらに涙を誘う
芝「大丈夫大丈夫」
そう言ってそばにいてくれる芝健さんに寄りかかりながら私は涙を流した
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しげっち。(プロフ) - みいさん» ありがとうございます(/ω\*)これからも筋肉痛が続くように(?)頑張ります! (2018年4月28日 7時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 褒めまくりです(o^―^o)ニコ (2018年4月28日 1時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - みいさん» それは褒められてるんですかね?ww見ていただいてありがとうございます! (2018年4月25日 7時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
みい - ほっぺたの筋肉が筋肉痛ですwww (2018年4月25日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)
しげっち。(プロフ) - yuki-shigeさん» コメントありがとうございます!ありがとうございます(TvT )好きです、だなんて...照れますよ(//∇//)←黙れこれからもよろしくお願いします! (2018年4月20日 23時) (レス) id: 80025f79b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しげっち。 | 作成日時:2018年3月29日 20時