【アナタシア】年の差なんて関係ない？【ふみろく】

11話 ページ13

女1「あ！いたー！」


あ…


女2「ほんとだ！って…誰かと一緒にいない？」

女1「だから言ったじゃん！彼女なのかな…」


違います！！と声を大にして言いたい

でも一方のふみさんは「急に走んな！」と私にプチ説教しているのでファンの人たちに気づいてない

マシンガンのような速さで説教され、説明をしないといけないのに私が口を挟む間も無い


もたもたしているうちにファンの人が不機嫌そうな様子で立ち去ってしまった


あれ絶対勘違いされた…！


ふ「んで？なんで急に走ったんだよ」


一通り説教したふみさんがはぁ、とため息をつきながら私に聞く


『だ、だって！さっきファンの子がふみさんのこと探してて、それで2人でいるとこ見られちゃって…！絶対勘違いされましたよ…』


上手く説明ができずに申し訳なさ過ぎて語尾が小さくなる



迷惑、かけちゃった


これでふみさんのイメージが悪くなっちゃったらどうしよう…


悪いのは自分なのに何故か涙が出てきそうになった

そんな私をみて、ふみさんは2度目のため息をついた


ふ「そんなことかよ」


『は…？』


予想外の返答に気の抜けた声が出た


そんなことって…


思わず呆然としているとふみさんが言葉を続けた


ふ「めいはそんなこといちいち気にしなくていい。…俺が、一緒にいたいだけだから」


そう言って私の頭を撫でる

照れて少し顔を赤くさせて

私もつられて顔が赤くなる

私ってこんなに顔に出るタイプだったっけ…？

ふみさんの行動の1つ1つが私の胸をときめかせる

それが心地良くてずっとこんな時間が続けば…なんて意味の分からないことを思う私は疲れてるのかもしれない


ふ「っ…帰るか」


耳まで真っ赤…


そんなに照れるならしなかったらいいのに

こんなことをするのが私だけだったらいいな、なんて思ってしまった


────────

頭を撫でられたい！！！！

あわよくば撫でたい！！！←

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