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大好きな人に会いたくて
頑張った
東京に入れば会えるかなって
でも
私が死んでから10年も経てば
東京も変わり果てていて
あの頃の面影もなくて
記憶にある場所を回れどもいない




『会いたいのに…』





途方に暮れながら大きな駅ビルに着く
見とれていて前を見ていなかった
そのせいで誰かとぶつかり
盛大に尻餅をつく




?「すみません。俺が前見ていなくて。
お怪我とかありませんか!?」



『大丈夫ですよ…』ニコ





?「!!」





差しのべられた手を握り立ち上がると
相手の手に力が入り顔を上げ見てみると





セ「A…?」




『!!…い、ずみ…?』





会いたかった泉がいたのだ
どちらかともなくと求める様に抱きしめ合う





この温もりが
この声が
手が指が
全てが私の心を刺激して涙は溢れ出す






やっと会えた
死んでからの数十年辛くて
でも泉に会いたい一心で頑張っていた




だから今日の日をどれだけ待ち望んでいたか。






今はもう公共の場とか気にしない
気にしなくなってしまうほどに
泉を求めていたから









80 センラside→←78 センラside



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設定タグ:浦島坂田船 , センラ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:はるや x他1人 | 作成日時:2018年1月12日 20時

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