ねじれの位置が254つ ページ16
烏間先生と連絡を取り始めた殺せんせーに群がった。
「モニター見てたら爆発したように映りましたが大丈夫ですか！？イリーナ先生も！！」
「……俺は良いが彼奴は瓦礫の下敷きだ」
俺は良いって…あれを突破したのか。
「だが構っている暇は無い。道を塞ぐ瓦礫を退かして死神を追う」
相も変わらず無情な烏間先生に肩を竦める。悠馬もやり切れない様な顔をしていた。
「どーして助けてあげないの烏間先生！！」
耳を劈く様な大きな声を出したのは陽菜乃だ。殺せんせーはすぐ様彼女の方にスマホを向ける。
「彼女なりに結果を求めて死神と組んだその結果だ、責めもしないし助けもしない。
1人前のプロならば自己責任だ」
「プロだとかどーでもいーよ！！15の私がなんだけど、ビッチ先生まだ20歳だよ！？」
恋敵にエールを送る様な事を言って。私は目を細めて呆れを表しながら溜め息を付く。
「どんな感じ？」
「うん、岡島が正しければ計算出来たよ」
「一言余計だっての」
トランシーバーアプリでの連絡を横に、私達はとある作戦を実行していた。死神にはバレない様に烏間先生にも内緒である。
「多分、安心の無い環境の中で育ったからビッチ先生はさ、大人になる途中で大人の欠片幾つか拾い忘れたんだよ」
陽菜乃の声色が段々低くなる。彼女に同情しているのだろうか。
「助けてあげて、烏間先生。
私達生徒が間違えた時も許してくれる様に、ビッチ先生の事も」
最後に言葉を紡いだのはビッチ先生と1番仲の良いとーかだ。
「時間のロスで君等が死ぬぞ」
烏間先生の言葉に岡島と悠馬と顔を見合わせる。
「大丈夫！」
悠馬が殺せんせーの方に向かって電話口に向かって話し出す。
「死神は多分目的を果たせず戻って来ます。だから、烏間先生は其処に居て」
私も続いて悠馬の隣に行った。
「知ってますか烏間先生、この檻で監 禁されているのはエンドの29人じゃなくて暗殺教室の29人なんですよ」
全員が頷く。このクラスではもう、自分達をエンドのE組だと思っている奴は居ない。
1人1人が立派な殺し屋なのだ。
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詩季(プロフ) - レイカさん» ありがとうございます〜！普段は誤字の訂正にレスはしないのですが、これはちょっと面白かったのでレスしてしまいました。浅野君…学年最下位にっ…！笑笑 (2020年3月20日 22時) (
レス) id: dd9b659291 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - 浅野くんの点数が197点になってます！ (2020年3月20日 20時) (レス) id: 2f295bf970 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 中間、誤字ってます (2020年3月18日 19時) (レス) id: 83190f504a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩季 | 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/sa1son_i25
作成日時：2020年3月14日 19時
