ねじれの位置が187つ ページ45
次に私達が呼び出されたのは職員室の先生の机。今から机の中のグラビアを全部捨てるとか行っているが、こんな場所にそんな物がある事自体が駄目なのではないだろうか。
大量にあるグラビア雑誌を捨てて行く中で彼の触手に引っ掛かった物、それは。
「はっマジで?」
カルマは楽しそうに出て来たブラジャーを見る。
「ちょっと皆見て!このクラス出席簿!!」
ひなたが教室から出して来たそれを囲うと女子の名前の横に書かれたアルファベットを見る。
「全員のカップ数が調べてあるよ」
「キッショ」
「小野寺ちゃんってAなんだ」
「キッショ」
そこそこで悪かったな。
普段から私に対してだけデリカシーが無いカルマが私のカップ数を読み上げてなんとでも取れる感想を言う。
「私だけ永遠の0って何よコレ!!」
カエデが後ろで喚いているが小さい物は小さいのだから仕方無い。
「ちょ、ま、そんな筈が……そ、そうだ!
い、今からバーベキューしましょう皆さん!!
放課後やろうと準備しておいたんです!ほら見てこの串!
美味しそ〜で…」
あ〜あ、やっちゃった。
串に刺さったブラジャー達を見て生徒全員の目の色が暗く澱んでいく。最低以外の言い様が無かった。
「殺せんせーも末期だね」
「良いんじゃない、元から頭沸いてる様な先生だったし」
「あっは、言えてる」
男も女も、どうしてそんなに胸囲に付いた脂肪を大事にしているのだろうか。ブラジャーもそれを支える道具でしか無いだろう。
「やべぇぞ此奴」
「信じらんない」
「……不潔」
こうして、殺せんせード変態容疑が浮上したのである。
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詩季(プロフ) - 閃光の舞姫さん» コメントありがとうございます!!1から読んでいただけているなんて凄く嬉しいです、これからも頑張ります!! (2020年3月8日 14時) (レス) id: dd9b659291 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 1から全部読んできました!すごく面白いです!更新、頑張ってください! (2020年3月7日 21時) (レス) id: d6107e9d06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩季 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/sa1son_i25
作成日時:2020年3月5日 17時