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ねじれの位置が160つ ページ18

所変わってホテルのロビー。全員がビッチ先生を囲う様にして集まっていた。

「意外だよな〜あんだけ男を自由自在に操れんのに」
「自分の恋愛にはてんで奥手なのね」

次々に言われる純粋な罵倒に痺れを切らすビッチ先生。

「仕方無いじゃないのよ!!彼奴の堅物ぶりったらワールドクラスよ!
私にだってプライドあるわ、男を落とす技術だって1000を超える。

ムキになって本気にさせようとしてる間に…その内こっちが」

1000ある技術では足りないから烏間先生は落ちないのでは?
なんて正論よりもビッチ先生の可愛さの方が勝る様で、男子勢は不覚にもトキめいていた。

「あーいうのが良いの?」
「好きな子の顔だったら何でも可愛いよ」

彼がそんな事言うのは意外だった。まるで、恋をしている様な感じ。

まさかね、悠馬に限ってそれは無いか。

「俺等に任せろって、2人の為にセッティングしてやンぜ!!」

陽斗が自分の胸元を叩いてそう言うから慌てて頷いた。午後は散々ビッチ先生に揶揄われたけど、仕方無いから手伝ってあげよう。

δ

ホワイトボード片手にスーツを身に纏うタコの元、始まった会議の名前は''烏間 イリーナ くっつけ計画''適当な名前過ぎる。

「まずさぁ、ビッチ先生服の系統が悪いんだよ」
「そーそー露出しときゃいーや的な」

最もな意見を連ねる中、提案されたのは清楚系。確かにビッチ先生には掛けている。

「小野寺ちゃんも清楚とは言いきれないよね」
「どっから湧いたの?」

突然現れたカルマはニヤニヤしていて、私の質問は無視して自分の意見を並べていく。

「どっちかっていうとヤンキー?着てる服はオルチャンとかブラウス系なのにそこは他となく口の悪さが出てるっていうか」
「…アンタ、よく人の事見てるよね」

嫌がらせするなら手間暇を掛ける。そんな彼の理念が垣間見えた。

「やっぱり清楚つったら神崎ちゃんか、昨日着てたの乾いてたら貸してくんない?」

同じ黒髪ロングなのにどうして此処まで扱いの差が出てしまったのだろうか。なんて少し落ち込んでいると悠馬が背中を叩いて来た。

「AにはAの良さがあるよ」

完璧人間に言われるともっと虚しくなった気がする。

そんなこんなで着替え終えたビッチ先生が登場する。

「ほら、ふく1つで清楚に…」

誰かがそう言っている途中に口を閉じた。
先刻カルマが私に服はオルチャンだけど口の悪さが出てると言った様に服装1つで人間何も変わりはしないのだ。

「なんか逆にエ ロい!」

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詩季(プロフ) - 閃光の舞姫さん» コメントありがとうございます!!1から読んでいただけているなんて凄く嬉しいです、これからも頑張ります!! (2020年3月8日 14時) (レス) id: dd9b659291 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 1から全部読んできました!すごく面白いです!更新、頑張ってください! (2020年3月7日 21時) (レス) id: d6107e9d06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩季 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/sa1son_i25  
作成日時:2020年3月5日 17時

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