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ねじれの位置が153つ ページ11

冷たいタオルで目を冷やしている間、私達は時間を埋めるかの様に沢山話した。
実際、何を話したかなんてあまり覚えてないけどそれでも凄く楽しかった。時間が経てば腫れも収まる物で、その頃にはもう正午を30分程過ぎていた。

軽い昼食を取ってから皆が寝てる部屋の様子を見たけど彼女達は相も変わらず爆睡中。だからコスメポーチと念の為持ってきていた眼鏡を持って外に出る。

「メイクする」
「え、あぁ…そう」

驚いた顔の悠馬は何を思ったのだろうか。私はビッチ先生の個室をこじ開けて部屋に入った。

「何よ!!」
「メイクします」
「他所でやりなさいよ!」
「他所が此処なんです」

苦笑いをする悠馬と怒り狂うビッチ先生を置いて私はドレッサーの電気を付けた。それからコスメポーチからコスメを取り出して広げる。

「すいません、昔からあんな感じなんです」
「我儘なガキね、ちゃんと躾なさいよ」
「あはは、可愛げがあって良いじゃないですか」

溜め息を付いて呆れるビッチ先生はベッドの上にドカリと座り込んだ。その時にはもう下地を塗り終えていて軽くコンシーラーをする。

「こんなガキの何処に可愛げがあるのよ」

ビッチ先生の酷い言葉に耳を傾けながらパウダーの蓋を開けてパフに付けた。

「可愛げが無くてすみませんね、如何せんビッチ先生に媚びる要素が無いので」
「アンタいつか痛い目見るわよ!」

テカリ全体的にパウダーが付け終わると、今度はコーラルピンクの単色チークを付ける。鏡越しに見えるビッチ先生の顔が大分お怒りで面白かったから鼻で笑ってやった。

次にやるのは眉毛。ペンシルとパウダーが一緒になっている物を使い控えめに終わらせる。それから眉マスカラも塗って髪色と調整し、アイシャドウブラシに持ち替えた。

「夏なんだから違う奴使いなさいよ」
「昨日使ってました」

昨日は少しだけピンクを入れて纏めていたから今日はいつもと同じブラウンアイシャドウを開ける。といっても、これも少しピンク掛かっている。

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詩季(プロフ) - 閃光の舞姫さん» コメントありがとうございます!!1から読んでいただけているなんて凄く嬉しいです、これからも頑張ります!! (2020年3月8日 14時) (レス) id: dd9b659291 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 1から全部読んできました!すごく面白いです!更新、頑張ってください! (2020年3月7日 21時) (レス) id: d6107e9d06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩季 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/sa1son_i25  
作成日時:2020年3月5日 17時

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