【名探偵コナン】元公安はスリル中毒~純黒の悪夢~【降谷零】

２６.私の仮説が正しければ ページ9

広い観覧車内部に響く、3人の足音。
そのうちの1人が、ニコニコしながら口を開いた。

『で、どうする？』

「まずは爆弾の処理だな」

降谷がそれに答える。

『降谷さんできるの？』

一応聞いてみる。基本なんでもできる降谷だから、できるとは思う。案の定「できる」と帰ってくる。流石だね。

不意に赤井が呟いた。

「コナンくん....」

『コナンくん！？』

まさかここに来てるの?? さっき止めたのに。
やっぱただの小学生じゃないよね。まるで例の薬を飲んで大人が子供になったみたいな...............

「Aさん！赤井さん！安室さんもいるの！？」

下の階からコナンが叫ぶ。

『何しに来たのー？？コナンくーん！！！』

こっちも、一応聞いてみる。恐らく、組織関連なのだろう。そうなるとやはり "江戸川コナン" は___

「爆弾があるんだ！そこら中に仕掛けられてて、このままだと...!!!!!」

『まじか』

Aのこの言葉は、大量の爆弾が仕掛けられていることに対してではない。それに気がつくコナンに驚いているのだ。

「今そっちへ向かう！」

そういって降谷と、続いて赤井がコナンの方へ向かう。Aもそのあとを追った。

Aの中で浮かんだ１つの仮説を組み立てながら...

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