21.次の会場へ ページ4
ばたり、とドアを閉めて、控えめに、何も知らない風を装って声をかける。
『うわ、皆何してるの??』
そう、"アカシア"は何も知らない。
真っ先にアカシアに気づいたのはジンだった。
「チッ....アカシアか。今はお前に用はねぇ」
流石にこれにはカチンときた。
『ちょっと、あんまりじゃない?折角情報収集とかあげたのに........』
ウォッカもAとジンとのやりとりを不安気に見守っている。
「それとこれとは話は別だ」
めんどくさそうに答えるジン。
これについてはベルモットもアカシアを止めた。
「アカシア、危ないから一旦下がってなさい」
『それ、あたしの危ないこと大好きな性格を知ってていってる??』
「何、組織に入り込んだネズミを始末するだけだ。そんな面白いもんじゃねえよ」
ジンが答える。
『ネズミって...バーボンとキールのこと?』
ここまできてジンがAを疑わないということは、ベルモットはあたしとバーボンとの関係をばらしていないのだろう。
バーボンも固唾を飲んでAの行動を探っている。
これで充分時間稼ぎはできたかな。
そろそろ赤井も仕掛けて来るだろうと、Aがそう思ったとき。ナイスタイミングで照明が落ちた。
恐らく赤井が撃ったのだろう。あとはきっと彼がなんとかしてくれる。
Aはそう確信した。
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甘涼(あますず)(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます!! なかなか更新遅くて申し訳ないっ...。楽しみにして頂きありがとうございます〜〜!!!! 拙い小説ではありますが、これからも応援頂けると嬉しいです!!!! (2017年8月17日 9時) (レス) id: 0dd80ca1b2 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続編おめでとうございます!ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください( ・∇・)楽しみにしてます! (2017年8月16日 7時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
甘涼(あますず)(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!! そう言って頂けると励みになります!! (2017年8月7日 23時) (レス) id: 0dd80ca1b2 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年8月7日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あますず | 作成日時:2017年8月7日 23時