第七十六話 ページ38
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「……ご注文、何にします?」
「私、お腹いっぱいなのでアイスコーヒーでいいですか?」
「僕も同じので。」
「…かしこまりました。」
不満気な表情をした安室さんが後ろを振り返りアイスコーヒーを作り始める。
その際にそう言えば、と言わんばかりに思いついた表情をした沖矢さんが口を開いた。
「今日のカップルシート。良かったですね。」
「ちょ、え!?今その話します!?」
「……だって、Aさん…」
「わー!!それは言わないでください!!」
何で言うんだと言わんばかりに睨み付けると意地悪く口角を上げる沖矢さん。
慌てて止めたから良かったものの、言われてたら恥ずかしかった…。
その時だ、目の前に力強く響くほどの叩きつける音がしたのは。
液体が揺れ、ほんの少しだけ零れたアイスコーヒー。そして目の前にはにっこり笑顔な安室さん。
「店内でのイチャイチャはご遠慮下さい。目障りです。」
「目障り?彼女がですか?」
「貴方に決まってますよ、沖矢さん。」
「……えっと…すみません、安室さん…?」
「Aさんはお気になさらず。怒ってるのはこの目の前の男にだけですから。」
「ホォー随分な惚れっぷりで。」
「貴方もね。」
いきなり始まった火花散る戦いにどうしたらいいのか分からずしどろもどろ。
隣に来ていたコナンくんに袖をグイグイ引っ張られるとそれに乗じてその場から少し離れた位置に座った。
「……私なにかした…?」
「ううん、Aお姉さんは悪くないよ。見苦しい嫉妬ってやつかな。」
「……嫉妬?誰が?」
「そりゃ安室さんに決まってるよ!……沖矢さんも何であんなことするんだろうね。」
「……ごめん、コナンくん何が言いたいのかさっぱりだ。」
「Aお姉さんは知らなくていいよ!二人の決着がつくまでここで僕とお話しよ!」
「うん、お話しよっか。」
絶対零度一触即発な雰囲気の元、コナンくんとしばらく小学生らしさ溢れるほんわかした時間を過ごした。
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花帆 - 続編も面白いです!見合い話どうなるのか…次も楽しみですヽ(*≧ω≦)ノ (2018年6月16日 3時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
来夢*゚(プロフ) - maoさん» いつもコメントありがとうございます…!恐らく今回のこの回で赤井さんと深く関わるのは最後かなーって感じです笑 これからは降谷さん安室さん中心ですのでお楽しみに! (2018年6月12日 16時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - 更新ご苦労様です!降谷さんと赤井さんの三角関係か・・・うちはやっぱり降谷さん寄りがいいかと(笑) (2018年6月11日 22時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
来夢*゚(プロフ) - salomeさん» 初めまして!いつも見て下さりありがとうございます!そうですね!夢主ちゃんを巡ってしばらくは三角関係になります!! (2018年6月5日 22時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)
salome - 初めましていつも見ています沖矢さんが夢主にアプローチ三角関係?になるのかな (2018年6月5日 19時) (レス) id: 31aa9c013b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来夢*゚ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2018年5月26日 0時