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いつのまにか2 ページ23

降谷side



座って落ち着いたのか、考えが纏まってきた。
Aは19歳になったとてまだ子供なのだ。
それに、さっきの寝言を聞いて何となく気付いた。
そうだよな、突然トリップしてきて、家族と離れ離れになったんだもんな。それに、トリップ方法は事故。

怖かっただろうし、心細かっただろう。


『零さ〜ん?出来ましたよー……って、わ!?』

「ごめん……!」

『え?えと……何がですか?』


突然抱きしめれたことに驚いているんだろう、困惑しているのがわかる。


「ずっと、おまえを一人にして

ずっと、おまえの気持ちに気付いてやれなくて

ずっと、おまえに寂しい思いをさせて

ごめん……!」


『!……夢、見たんです』

「……夢?」


Aがポロリと話し出した。


『お父さんと、お母さんが私の遺体を見て泣いてる姿。大丈夫だよって声かけたくても、何を言っても届かなくて……っ、幸せだよって、もう泣かなくていいよって言いたいのに……っ!』


何も届かないの……!そう言って泣くAに何も言えなかった。ただ、抱きしめることしか出来なかった。





『…………ごめんなさい』


暫くして落ち着いたAは俺に謝ってきた。


「……なんで、謝るんだ?」

『え?』

「俺は別に迷惑だとは思ってないぞ」


にっこり、笑って言うと目を見開き、また瞳を潤ませながら、微笑んだ。


『ありがとっ……零……』

「っ!?」

『あ、またご飯冷めちゃう!』


突然タメになったことと呼び捨てにされたことに驚き、照れて顔が赤くなった俺から離れるようにしてまたAはパタパタと部屋を出ていった。その横顔はほんのり朱に染まっていた。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

どうも!ミサキ@です!久しぶりに更新なう!

ということで、グッダクダですがまた書きます。

この話ももうちょっと続きます。

続編作ろうか悩んだんですけど、時々しか更新しないと思うので、作りません。(ページがいっぱいになったら作るかも……!?)


暇があれば読んで下さると嬉しいです
ヽ(*´∀`)ノ

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ミサキ@(プロフ) - 咲さん» はい、もしかしたらまた思い出した時に書きに来るかもしれませんが、一応完結になります。今まで読んでくださりありがとうございました!! (2017年11月29日 7時) (レス) id: 38411daa0b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 終わりだったのですね…!お疲れ様でした。更新も頑張ってください (2017年11月28日 22時) (レス) id: f109e41118 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ@(プロフ) - チョコ♪さん» もちろんです!楽しみにしていただけると嬉しいです! (2017年9月30日 15時) (レス) id: 38411daa0b (このIDを非表示/違反報告)
チョコ♪(プロフ) - ミサキ@さん» よろしくお願いします! (2017年9月30日 15時) (レス) id: 05bb390022 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ@(プロフ) - チョコ♪さん» コメントありがとうございます!満足頂けるよう、更新頑張ります! (2017年9月30日 15時) (レス) id: 38411daa0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサキ@ | 作成日時:2017年9月14日 20時

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